日産の2020年11月度の生産・販売・輸出実績が27か月連続でマイナスに。これだけの負の連鎖に新型ノート/ノート・オーラがどう立ち向かう?

粘り強さを見せたトヨタに対し、日産は全く成長の陰が見られない

日産が2020年11月度の生産・販売・輸出実績を発表。

先程はトヨタがグローバル販売実績において前年同月比+1.8%増となる852,213台を記録し、更に生産や輸出も含めて3か月連続で前年度実績を上回る結果となりましたが、一方で日産はかなり厳しい結果となっています。

日産の2020年11月度のグローバル販売台数は、前年同月比-9.9%減となる376,442台とのことで、これで27か月連続のマイナスとかなり苦しい状況に追い込まれています。

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日産は今軽自動車の売り上げで助けられている

ただし国内販売においては、前年同月比+6.1%とプラスになっていて、これの多くは国内市場向けとなる軽自動車が+16.9%という高い記録を得たことが大きな理由だとして、例えば新型ルーク(New Roox)/デイズ(Dayz)の影響が主となっています。

一方で乗用車においては、前年同月比-2.6%とマイナスになっていることから、2020年6月末に販売されたマイナーチェンジ版・新型キックスe-POWER(New Kicks)のタイ生産による納期遅れ、更には乗用車において全くの新型車が登場していないといった問題が殆どなので、2020年12月23日に発売されたフルモデルチェンジ版・新型ノートe-POWER(New Note)や、2021年3月24日に発売される新型ノート・オーラ(New Note AURA)に期待したいところ。

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あとは細かい国別での数値を見ていくと、アメリカで前年同月比-22.1%、カナダで同-27.6%、メキシコで同-27.8%、欧州で同-23.1%とほとんどが-20%超えで、唯一プラスになっているのは中国の+5.2%のみ。

てっきりアメリカ市場においては、2020年10月末に発売されたフルモデルチェンジ版・新型ローグ(日本名:エクストレイル)で一気に回復傾向にあった?とばかり思いこんでいましたが、恐らくこの数字が反映されるのが2020年12月度以降になると思われ、ここからアメリカの販売・生産実績が大きく変化してくるのではないかと予想されます。

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一方で中国市場は、何が理由でプラスになったのか?この他日産のグローバル生産や輸出はどうなったのか?気になる続きは以下の次のページにてチェック!