市販車最速モデルと期待されるもトラブル続きで炎上しているSSC新型トゥアタラ。当時最速記録を生み出したオーナーが強く主張「トゥアタラは300マイルに到達できる」

3回目でようやく最高速を謳えるも、またバッシングの嵐→一体なぜ?

3度目の正直で、ようやく市販車最速記録を謳うことができたSSC新型トゥアタラ。

ただ世間の評価はあまりにも厳しく、「前回500km/hの最高速を記録したのに、今回は40km/h以上も遅いじゃないか!」といったコメントが多く、そもそものスペック表記自体にも誤りがあるんじゃないのか?など、とにかくユーザーや視聴者からの粗探しが勃発。

せっかく最高速を記録したにも関わらず、SSCとしては納得しづらい”後味の悪い”内容となってしまいました。


3回目と1回目のチャレンジはまるで条件が異なる

もちろんこういった記録になった背景には、1回目のチャレンジコースとなるネバダ州の高速道路とは異なるケネディ宇宙センターにて行われたこと、そしてこの記録に挑戦したのは、プロドライバーではなくトゥアタラを購入した素人(ラリー・カプリン博士)というところ。

こうした異なる条件下によって生み出された記録ではあるものの、別の言い方をすれば「プロレーシングドライバーじゃない人物でも、450km/h以上の速度を出せるだけの技術や信頼性がある」と考えても良いとは思うのですが…一向にSSCに対するネガティブな評価は収まっていないようです。

購入者したラリー・カプリン氏「3回目のチャレンジでは300マイルまで出ていたかもしれない」

そんなSSC新型トゥアタラについて、3回目の最高速チャレンジにて460.4km/hを記録したラリー・カプリン博士によれば「トゥアタラは300マイル(480.2km/h)まで到達できる」と主張。

トップギアのインタビューに対応したラリー・カプリン博士は、当時460.4km/hに到達した時点で、まだ0.6kmほど加速できるだけの距離が残っていたため、恐れずに更にアクセルを踏み込んでいれば、480km/hにまで到達していたかもしれないと語っています。

先述にもある通り、今回は直線が僅か3.7kmしかないケネディ宇宙センターにて行われたため、これがネバダ州の高速道路だったら、状況は大きく変化していたかもしれませんね。

なお、今のところ市販車最速ランキングにてトップとなっているのは、非公式記録ではありながらもブガッティ・シロンスーパースポーツ300+の490.49km/hですが、実質的な公式記録での最高速モデルは新型トゥアタラの455.3km/hとなります。

【OFFICIAL: SSC TUATARA BREAKS WORLD RECORD】

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Reference:motor1.com