旧型フェアレディZに続き、今度は三菱3000GT VR-4(日本名:GTO)にプレミア価値有り?走行距離僅か1.2万km、71台しか生産されなかった個体が約630万円にて販売中

旧式国産スポーツモデルは高嶺の花のような存在に

北米市場では、日産のスカイラインGT-RやフェアレディZ、トヨタ80スープラといった国産スポーツモデルの相場が高騰していて、一部のモデルはランボルギーニやフェラーリ並みとなる数千万円レベルの価格帯にて販売されていますが、今回は三菱の2ドアスポーツクーペ3000GT VR-4が高額値にて販売されています。

三菱3000GTは、日本国内ではGTOという名称にて販売されましたが、今回アメリカにて販売されているのは四輪駆動(4WD)モデルとなる3000GT VR-4。

一体どのような仕様で、どれぐらいの価格帯にて販売されているのかチェックしていきましょう。


ボディカラーは僅か71台しか生産されなかったパナマグリーン

早速アメリカにて販売されている3000GT VR-4を見ていきましょう。

年式としては1997年式となるため、リトラクタブルヘッドライト(ポップアップ式)を廃止したあとの第二世代モデルとなります。

eBayの仕様をチェックしていくと、走行距離は約1.2万km(7,321マイル)と非常に少なく、ボディカラーはアメリカにて71台しか生産されなかったパナマグリーンにペイントされ、しかもボディにキズはほとんどなくコンディションも抜群だとか。

パワートレインは、排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジン搭載し、最高出力320hp/6,000rpm、最大トルク427Nm/2,500rpmと当時の国産スポーツモデルとしてはかなり強力で、当時のライバルでもある日産フェアレディZ(Z32型)に対抗できるほどのスペックを持ち合わせていました。

現在の三菱では考えられない”角を無くした”滑らかなボディライン

リヤビューを見ていくと、フェンダーからリヤウィングにかけての滑らかなボディラインが特徴的で、約24年前のモデルとは思えぬほどの美しさをキープしているのも素晴らしいところ(ホイールも全く汚れていない…)。

おそらくこれを所有しているオーナーは、当時投機目的にて購入したものと予想されるものの、もしかすると今後更にその価値を伸ばしてくる可能性も高そう。

インテリアも全くキズや汚れもなく、経年劣化によるヒビ等も無いのもグッド。

なおシートはタンカラーの本革を採用し、ダッシュボードやトランスミッショントンネル、ステアリングホイールは全てブラックにて仕上げられていて、完全なる禁煙車とのことでニオイも特に問題無しとのこと。

何と3000GT VR-4の価格は約630万円

速度メーターの中央には、ODOトリップで7,372マイル(11,782km)と表示されていますね。

ちなみにこのモデル、eBayでの開始価格が約482万円だったそうですが、2021年2月12日現在では約630万円にまで上昇。

おそらく今後も更に伸びていく可能性が高いとのことで、もしかするとスカイラインGT-Rや80スープラ同様に1,000万円近くまで跳ね上がることも十分に考えられるかもしれませんね。

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Reference:eBay