(米)トヨタRAV4に火災発生のリスクがあるとして約190万台を初期調査へ。なぜリコールではなく調査なのか?リコールや改善対策などの違いは?

北米で最も売れているRAV4がバッテリーショートにて火災となる恐れアリ

北米市場にて高い人気を誇るオフロードSUVのトヨタRAV4ですが、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)の調査によると「RAV4に火災の危険性がある」として予備評価調査を実施することが明らかとなりました。

なお国土交通省へと届け出するリコールとは異なり、「対象車両のバッテリー領域から発生する車両火災の要因と頻度、ピア車両と比較してよりよく理解すること」が目的となっていて、「消費者側の利用方法に問題アリ」なのか、それとも「メーカー側のエンジン搭載方法やシステムに問題アリ」なのかを明確化するため。

これが間違いなく後者であれば早急にリコール届け出で対策品に交換する必要がありますが、今回はそういった問題が明らかになっておらず、不明な要素も多いことから”初期調査(予備評価調査)”を実施するということになります。


ところでリコールや改善対策、サービスキャンペーンの違って何なの?

なお参考までに、自動車メーカーがよく通知するリコールや改善対策やサービスキャンペンの意味合いはそれぞれ異なるようで、その重要度も「リコール>改善対策>サービスキャンペーン」と異なるとのこと。

リコール
その不具合が原因で道路運送車両の保安基準に適合していない又は適合しなくなるおそれがある状態。放置しておいたら重大な事故に繋がる可能性があります。

改善対策
道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全の確保及び環境の保全上看過できない状態。これも、放置しておいたら危険。

サービスキャンペーン
上記には該当せず、その不具合が原因で品質上の問題など不快な思いをする可能性がある状態。放置しておいても、不快な思いはするが、重大な事故等の危険に繋がる事はない。
ですから、キャンペーンは放置しても特に問題はない(車検も通るし、壊れるような箇所じゃない)。
無期限で行うキャンペーンや、保証期間の延長という形を取ることもあります。

via:https://www.suzuki.co.jp/

本題となるRAV4の火災発生リスクとは、どういった状況下にて発生しているのか?その対象台数は?気になる続きは以下の次のページにてチェック!