やっちゃえ日産!インド市場向け新型マグナイトが発表後僅か5か月で予約台数50,000台を突破!オンライン予約もスタートし、全体の10%(5,000台)がネット予約

正直日産も、新型マグナイトがここまで売れるとは予想もしていなかったようだ

なおインド市場にある日産ディーラーは全123店舗だったそうですが、今回の新型マグナイト発売にあわせて、更に+20店舗のディーラーを追加しているため、更に新型マグナイトが購入しやすくなる一方、オーダー数が増えることで納期も更に伸びるといった問題もあるため、日産としては嬉しいとして捉えた方が良いかもしれないですね。

ちなみに新型マグナイトがこれだけ売れる要因となったのは、エネルギッシュでオフロード向けのデザインを採用したことや充実した装備、グローバルNCAP衝突試験にて好成績を残したこと、そして約80万円からにて購入できることが大きいと言われています(インドの平均年収は約19万円ほど)。

新型マグナイトの安全性評価はかなり高い

特にグローバルNCAP衝突試験では、東南アジアの新車評価プログラムとなるASEAN NCAP安全性能評価において4つ星を獲得したことが明らかになっていて、非常に高い信頼性や安全性が得られていることから、この点も顧客が購入の決め手となる要素の一つになったのだと考えられます。

装備内容については、360度アラウンドビューカメラやAppleCarPlayなどとの統合が可能なナビゲーションディスプレイ、LEDヘッドライト/LEDデイタイムランニングライトといった一部のグレードにて標準装備されるものも、インドユーザーにとっては非常に魅力的なポイントになっているとのことです。


インド消費者にとって有利な”最も負担の小さい税制”に適応していることも新型マグナイトの強み

ちなみに新型マグナイトがインド市場にて成功したもう一つの理由が、インドの税制サービスGSTの負担が最も軽くなるから。

インド市場では、全長4,000mm以下、ガソリン車で排気量1.2L/ディーゼル車で1.5Lを超えないモデルに限り「小型車」として扱われ、GST税率+目的税率を足し合わせた合計税率が29%とガソリン車の中で最小に抑えられます(EVは12%)。

仮に全長が4,000mmを超えてしまった場合、合計税率は一気に45%へと跳ね上がってしまうため、車両価格の約半分をプラス税金で追い金して購入するといったバカげたことだけはどうしてもしたくないんですね(しかもハイブリッド車に関してはサイズに関係なく43%の税率負担となる)。

そのため「最もお金のかかりにくいモデル」ということで、消費者に大きな負担がかからず、おまけにデザインもカッコいいともなれば新型マグナイトは間違いなくインド市場にて成功を収めた一台といえるでしょう。

最も人気があるのは上位グレード

なお新型マグナイトのグレードで最も予約が入っているのは、最上位XV Premium/XVで全体の約60%を占めています。

そして残りがXL/XEと安価なグレードになるわけですが、下位グレードでも十分な装備内容でデザインも秀逸ですし、インドユーザーからの評価はかなり高いようです。

☆★☆新型マグナイト関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:Autocar