これは凄い…僅か3台のみとなる右ハンドル仕様のポルシェ911カレラRS3.8(964世代)が販売中。しかも所有者はインディカーのチャンピオン、気になる価格帯は?

911カレラRS3.8自体が超希少だが、まさか右ハンドル仕様であのレーシングドライバーが所有していたとは…

おそらく宝くじやビットコインにて成功した億り人でも購入することが難しいポルシェ911カレラRS3.8(Porsche 911 Carrera RS 3.8, Type 964)ですが、スコットランドの中古車ディーラーにて販売されています。

しかもこのモデルを所有していた人物は、スコットランド・エディンバラ出身で、インディカー・シリーズでは3年連続を含む4度のシリーズチャンピオンにも輝いたダリオ・フランキッティ氏が所有していた個体だそうで、そのプレミア価値も相当に高いと言われています。

一体どのような内外装デザインで、いくら位での販売となっているのか?チェックしていきましょう。


極上のポルシェ911カレラRS3.8を見ていこう

こちらが今回販売されているプレミア価値付のポルシェ911カレラRS3.8(964世代)。

走行距離は約3.5万kmほどとそこまで走られておらず、内外装のコンディションも抜群で、ボディにはほとんど傷のついていない極上品とのこと。

ちなみにこのモデル、1992年に生産された空冷ポルシェ最大の排気量3.8Lエンジンを搭載し、最高出力300psを発揮、エアコンレス&オーディオレスによりカレラ2よりも120kgの軽量化(1,280kg)に成功したハードスポーツモデルでもあります。

サイドビューから見ると、明らかにシャコタンレベルで足回りもローダウンされている一方、強化されたストラットと共に、ブレーキ関係は911ターボから流用されているとの情報も。

またウィンドウ関係は全てが薄いものに変更されることで軽量化を徹底しています。

ただ従来のモデルに比べて大きく異なる点と言えば、フロントに対してリヤホイールがかなり深リムという点で、視覚的な美しさ・カッコ良さ・ダイナミックさはもちろんのこと、更なる基本性能の向上に重きを置きながら、軽量化とスポーツバランスも上手く整合しているところは、このモデルの注目すべきところだと思います。

これと同時にフロント・リヤフェンダーの張り出しもかなり過激で、余計なサイドステップパーツなどを装着せずにシンプルなボディキットにまとめているところも旧世代ポルシェらしいところ。

右ハンドル仕様は現地で僅か3台しか販売されなかった模様

ちなみにこのモデル、販売元の情報によると僅か3台しか製造されなかった右ハンドル仕様とのことですが(5連メーターももちろん健在)、厳密にはスコットランド向けに3台しか製造されなかった個体だと考えられます(スコットランドに左ハンドル仕様含めて何台納車されたかは不明)。

内装は非常にスパルタンで、シートも薄さがかなり際立ちますが、ブラックの本革タイプにレッドのアクセント(シートベルト含む)がボディカラーとマッチしていてカッコいい仕上がりに。

あとはサイドウィンドウの昇降気候は、軽量化の関係で電動ではなく手動でグルグル回すタイプを採用しているようです。

最後に気になる価格帯ですが、どうやら中古車販売価格は約1.8億円とのことで、世界限定499台+1台のみ販売されたラ・フェラーリ(La Ferrari)の新車販売価格に近い価格帯となっています。

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Reference:CARSCOOPS