刑事訴訟で押収された日産GT-R R35がGNR臓器輸送用緊急車両として採用!オークション出品や破壊ではなく、社会貢献を目的に活用されることが理想的かもしれない

犯罪者からの押収品とはいえ、ハイパフォーマンスモデルをこのような形で活用されるのは素晴らしいことだ

最近では、日本国内外の警察車両用としてランボルギーニやフェラーリといったスーパーカー、レクサスやホンダ、日産のハイパフォーマンスモデルの警察車両が採用されていますが、ポルトガルにて日産GT-R R35が臓器輸送用緊急車両として新しく採用されました。

今回、ポルトガル共和国国家警備隊(Guarda Nacional Republicana, GNR)が採用したGT-R R35は、刑事訴訟によって犯罪者から押収された車両とのことで、昨今にて見られるチャリティーオークションへの出品や、フィリピンのように公開破壊されるのではなく、こうして社会貢献を目的とした臓器輸送用として活用されるとのこと。

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時間に大きく依存する臓器輸送用車両にはスーパーカー/ハイパフォーマンスカーが最も適任

こちらが今回、ポルトガルにて初めて採用されたGT-R R35の臓器輸送用緊急車両。

何とも過激なミッドナイトブルーのボディカラーをベースに、同国警備隊のイニシャルである”GNR”や”TransportedeOrgaos(オルガントランスポート)”デカール、非常灯などを採用した世界に一台だけの緊急車両となります。

今回この車両を採用した理由としては、「臓器移植の質と安全性は、その輸送に必要な時間に大きく依存するとのことから、最短時間で目的に到着することができ、そのためには車両のスペックが非常に高いことが要求される」とのことで、今回たまたま押収されたGT-R R35が最も適任だったそうです。

ポルトガル警察も、まさかここまで条件がそろった車両が臓器輸送用緊急車両として採用されるとは予想もしておらず、最もハイスペックな車両を、最も有効に活用できる方法であるとして、今回のプレスリリースはポルトガルでも賞賛の声が挙がっているとのこと。

ちなみにGT-R R35のパワートレインは、排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、駆動方式は四輪駆動(AWD)、トランスミッションは6速DCTを搭載しますが、エントリーグレードでも0-100km/hの加速時間は3秒強ですし、こうしたモデルを活用することで移動時間が数十分以上短縮されるとも言われています。

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