東京都にて同日に「アクセルとブレーキの踏み間違い」による事故が2件発生。一方はトヨタ・カローラなのに「乗用車」と表記、一方はメルセデスベンツAクラスなのに「高級外車」と表記するのはナゼ?【動画有】

2022-06-29

しかも2件の事故共にドライバーは70代の高齢者だった

さてさて、2021年3月19日に東京都の吉祥寺と世田谷区にて、それぞれドライバーの「アクセルとブレーキの踏み間違い」による事故が発生したとのこと。

しかも何れのドライバーも70代の高齢ドライバーとのことですが、こうした高齢者による事故が2021年内に最低10件以上は発生していると記憶していますが、2021年3月の段階でこれだけのペースともなれば、年内にはとんでもない件数の事故に上る恐れも考えられそうです。

早速、それぞれの事故状況をチェックしていきましょう。


東京都・吉祥寺では、歩行者を巻き込む事故に

まずは2021年3月19日の午後0時半前頃、東京都・吉祥寺駅近くの繁華街の一角にて、トヨタ・カローラ・フィールダー(Toyota Corolla Fielder)が歩道に突っ込む事故が発生しました。

FNNプライムニュースの報道によると、カローラ・フィールダーが衝突したのは東急百貨店の向かい側にある予備校の建物だったそうですが、この事故によって歩道を歩いていた40代男性がガードレールに足をぶつける軽傷を負ったとのこと。

なお車両を見てもお分かりの通り、フロントバンパーやフロントフードは大きく損傷してしまい、かなりのスピードにて突っ込んだ可能性が高そうですが、この車両を運転していた70代の女性によると「百貨店の駐車場を出た後、アクセルとブレーキを踏み間違えた」などと説明しているそうで、予想以上に思いっきりアクセルを踏みこんだ可能性が高そうですね。

なお70代の女性は、事故後に胸の痛みなどを訴えていて病院に搬送されましたが、命に別状は無かったとのこと。

何とも恐ろしい事故ではありますが、カローラ・フィールダーともなると恐らく踏み間違い防止機能は搭載されていないと考えられますが、今後このような事故が二度と発生しないためにも、高齢ドライバー向けに踏み間違い防止機能を義務付けることを本格的に検討しなければ、このような事故はいつまでたっても終わらないと考えたりもします。

実は高齢ドライバーによるアクセルと踏み間違いの事故は4年前にも同様の場所にて発生していた

ちなみにこの事故、どうやら4年前の2017年にも、ほぼ同じ場所で似たような暴走事故が発生しているとのことですが、当時ホワイトのトヨタ・プリウス(Toyota Prius)を運転していたのは85歳の男性だったそうです(しかも子供を含む男女7人がケガをする大事故に)。

車両を見た感じだと、リヤバンパーにはクリアランスソナーらしきものが搭載されていないことから、もしかすると踏み間違い防止機能も搭載されていなかった可能性もあり、「もし予防安全装備が搭載されていたら、このような事故は起きなかったかも…」と考える程。

ただこうした事故を見てしまうと、SNSなどのコメント欄には「またプリウスだ」「トヨタのハイブリッドは危険」「プリウスミサイル」といったメーカー叩きも見受けられますが、あくまでも問題なのは車両を運転するドライバーであって、クルマが勝手に暴走したわけではありません。

某池袋での事故による飯塚幸三 被告のように、全てメーカーに責任を押し付けるような考えを持つ人ほど、「自分の運転は何も悪くない」と頑固且つ固執した考えを持ってしまう恐れもあるため、来る年齢が来たとき、自分自身の命や家族、周りの人々を守るためにも潔く免許返納することも重要なのではないかと考えたりもします。

東京都・世田谷区でもメルセデスベンツAクラスのアクセルとブレーキの踏み間違いよる事故が発生…但し、なぜわざわざ「高級外車」と報道する必要がある?気になる続きは以下の次のページにてチェック!