【悲報】旭化成の代替えを請け負ったルネサスの半導体工場も火災発生。半導体の供給不足が更に深刻さを増すと思われ、日産の新型ノートやホンダ新型ヴェゼル/フィット4などにも大きな影響が出る?

2021-03-29

まさかここまで負の連鎖が続いてしまうとは…

さてさて、2020年10月に発生した旭化成グループ会社での半導体工場火災により、自動車業界向けの車載用半導体の供給不足が著しくなったため、その代わりとしてルネサスエレクトロニクスが代替え生産に乗り出すことを発表したばかりですが、そのルネサスの主力工場となっている那珂工場(茨城県ひたちなか市)も2021年3月19日に火災が発生していたことが明らかとなりました。

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日本経済新聞によると、代替え生産を行っていたルネサスエレクトロニクスの一部車載用半導体の生産ラインが停止しているとのことで、これによる自動車業界の半導体供給不足の影響が更に大きくなると予想。

なお火災が発生したのは、同日午前2時47分に那珂工場の1階からで、その約5時間後に鎮火したとのことですが、出火元はめっき装置で被害を受けたのは先端品の量産を担う直径300mmの半導体ウエハーに対応した生産ラインとのこと。

この生産ラインでは、自動車の走行を制御するマイコンを生産しているとのことで、ルネサスは同マイコンの世界首位でシェアは約2割に上るほど。


2021年の主力モデルが大幅減産→大幅な納期遅れになる恐れも

なおこうした被害により、日本経済新聞はトヨタや日産、ホンダの自動車メーカー各社に被害が及ぶ恐れがあると見ていて、特に各社が発表・発売している主力モデル【新型ハリアー(Toyota New Harrier)/RAV4/ヤリスクロス(New Yaris Cross)、新型ヴェゼル(Honda New Vezel)/フィット4(New FIT4)/N-BOX、新型ノートe-POWER】を更に大幅減産せざるを得ない状況になるかもしれない?との見方も。

もちろん、2021年3月21日時点ではそういった大幅減産に関する話は各メーカーからは出ていないため何とも言えないところですが、日産は既に「今後の生産への影響の詳細な把握は週明け以降になる(2021年3月22日以降)」とのことから、ちょっとネガティブなプレスリリースがあることも覚悟した方が良いのかもしれませんね。

各社の主要モデルはどれ位減産している?発売前から大人気の新型ヴェゼルも納期遅れの対象に?気になる続きは以下の次のページにてチェック!