フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルの後席に乗って公道試乗!走行中の後席天井の高さ、センターアームレストの使い勝手ってどうなのよ?

走行中の新型ヴェゼルの後席はお世辞にも快適とは言えない

さてさて、2021年4月23日に発売されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼル(Honda New Vezel)について、つい先日街中や田舎道、峠道での試乗記事をご紹介しましたが、今回は妻に運転して頂き、私が後席に座った際の「後席の乗り心地」「後席の広さ(天井の高さ)」などをインプレッションしていきたいと思います。

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ちなみに今回試乗させて頂いた個体は、前回の試乗同様に快適装備が充実した上級グレードのe:HEV Z(4WD)で、ボディカラーは新色となるメテオロイドグレー・メタリック。

内装はオールブラックのファブリック×合成皮革のコンビシートで、運転席で座っているときの座り心地はマイルド仕様、座面や背もたれ部分がファブリック素材ということもあって、少しだけやわらいかい印象です。


新型ヴェゼルの後席に乗って見よう

それでは早速、新型ヴェゼルの後席に乗り込んでいきましょう。

新型ヴェゼルのリヤドアは、スタンダードなSUVとは異なり初代から引き継がれるピラーマウント式ドアハンドル。

身長182センチの私でも特に問題なく開け閉めは可能ですが、小学校低学年ぐらいの子供ですと、自分で開け閉めするのはかなり難しいようです(子供との買い物帰りの際はちょっと大変かも…)。

そのため、私が所有する新型フィット4(New FIT4)で子供ができるようなことが、新型ヴェゼルではできないのはちょっと残念なポイントではあるものの、いつかドアハンドルに手が届くまで、子供の成長を見届けることができるのも、ピラーマウントドアハンドルのちょっとしたユニークなポイントなのかもしれません。

後席ドアの開口部は思った以上に小さい

ちょっと話は逸れてしまいましたが、後席のドアを開けて乗り込んでいくと、やはりドア開口部が小さく低いこともあってなのか(全高も初代に比べてー15mm低くなった)、かなり姿勢を崩した状態じゃないと乗り降りは厳しい印象です(シンプルに後頭部が開口部の上あたりに当たる)。

その後、後席シートに座り込みますが、私が乗ると(座高が高いからなのか)天井に頭が当たってしまい、着座位置を前にズラしながら上半身を反らしていくものの、今度は膝先がフロントシートバックに当たってしまう状態に。
※ホンダ開発陣曰く「ファストバックSUVにしたことで荷室を小さくし、後席はリクライニングしなくとも最適な位置となるように調整した」とも。

とりあえず何とか自分の最適なシートポジションを見つけつつも、やはり試乗中だとちょっとした段差でも上半身が少し動いてしまうので、そのたびに頭が天井に当たってしまって圧迫感を感じてしまうんですね。

これは人の体格によって大きく異なると思うので、是非とも自身で後席に座って体感してほしいところですが、個人的な感覚としては天井の高さは新型フィット4の方が断然高めだと考えています。

なぜ新型ヴェゼルの天井は低く感じてしまうのか?後席の乗り心地やセンターアームレストの使い勝手は?気になる続きは以下の次のページにてチェック!