フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルはなぜここまで他メーカーに揶揄される?「マツダっぽい」は変わらず…「SUV界のプロボックス」など

昨今のトレンドデザインを取り入れれば、少なからず他メーカーっぽく見えてしまうのは致し方ない

さてさて、私に納車されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼル(Honda New Vezel)ですが、つい先日仕事の関係で客先とお会いすることがあり、その移動手段として新型ヴェゼルを利用することに。

客先の方も、新型車などには結構興味を示されているようで、私の新型ヴェゼルを見て「もう納車されたんですね」とコメントされた後、「やっぱり間近で見るとハリアーっぽいね」と一言。

私もちょっと気になり「例えばどのあたりがハリアーっぽいですか?」と質問してみたところ、「雰囲気とか後ろのランプとか、あっ、あとはマツダっぽくも見える」と回答。

これを聞いたとき、「なぜわざわざ他メーカーの名前を言ってしまうのだろうか?」と疑問に思ったんですね。


新型ヴェゼルはそれだけインパクトのあるデザインなのだと思う

もちろん、客先の回答に全くの悪意はなく、純粋に感じられたことをそのまま言われていたので、私自身はそのことに関して特に何も気にならなかったのですが、例えば「モデルチェンジ前とは全然雰囲気が違うね」とか「大きく見えるね」とか、そういった「目で見てすぐにわかる情報」ではなく、「他車の情報を抽出する」というワンクッション置いた感想を持ってくるほどに、新型ヴェゼルに何かしらのインパクトがあったということなのかもしれません。

実際のところ、新型ヴェゼルは発売されるまでSNSでは「CX-ハリアー」「テールランプが60系ハリアーのパクリ」「マツダのパクリ」「アウディ/ボルボっぽい」と揶揄されてきましたが、それはあくまでも実車を見ずの判断であって、発売後は少しずつそういった表現は少なくなってきたように思います。

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とは言いながらも、発売後もこうして実際の生の声を聴いてみると、他車メーカーの名前が出てくるということは、他車の情報やデザインをおぼろげながらも覚えていて、何となくではあるものの、新型ヴェゼルが他社を連想させるようなデザイン要素があるのだと思われ、それがいわゆる「トレンドデザイン」だと思うんですね。

「マツダのパクリ」まで行ってしまうとちょっと意味合いは変化してきますが、少なからず新型ヴェゼルは様々な他メーカーの情報で表現されるぐらいに、多様性のあるデザイン言語を取り入れているのだと考えられ、良いとこどりをした理想型なのかもしれませんし、これだけ話題性が尽きないのも新型ヴェゼルの開発陣・デザイナーの策略の一つなのかもしれませんね。

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