マクラーレン大丈夫か…スピードスターのエルヴァ/エルバに続き、今度は新型エルヴァ・ロードスターを発表!なぜエルヴァはここまで不人気なのか?

エルヴァ・ロードスターは実用性を高めたロードゴーイングスーパーカーとのことだが?

ちなみにこのモデル、トップルーフは完全排除されているのに雨が降ってきた時の対応として、電子的に同期されたレインセンシングワイパーやウォッシャージェット、サンバイザーなども装備されているとのことですが、ウォッシャージェットなんか噴射した時には、下手したらその液が車内に入り込む恐れも。

何とも親切なのか不親切なのかよくわからない一台ではありますが、フロントスクリーンの無いエルヴァよりは実用性は高そうです。


エルヴァ独自の”あの”システムは排除

この他の装備内容としては、加熱式フロントガラスやカーボンファイバーサラウンドは標準装備されているものの、フロントスクリーンを搭載しないエルヴァ独自のアクティブエアマネジメントシステム(AAMS)は完全排除。

なおAAMSは、オープントップのキャビン上を激しく流れる空気を誘導し、ドライバーと同乗者の周りに穏やかな静けさを作り出すシステムの一つですが、フロントガラスが設けられた以上、そういった機能性は無駄になってしまうのが残念。

内装は至ってシンプルで、この点はエルヴァから大きく変化したわけではありませんが、ドライバーにフォーカスを当てたコックピットに仕上げているのはマクラーレンらしいところ。

なおマクラーレンCEOであるマイク・フレウィット氏によると、「エルヴァシリーズは、屋根がなく窓がない場合でも、目に見えない空気のバリアを提供する洗練されたAAMSテクノロジーを備えたスクリーンレスモデルを選択する場合でも、追加レベルのエンクロージャーを備えたフロントガラスバージョンを選択する場合でも、オーナーが最も爽快に感じるオープンモデルである」と語っていますが、エルヴァがなぜ完売しなかったのか?どうしてロードスターを発表する必要があったのか?については一切語っていません。

どうしてセナやスピードテールは完売したのに、エルヴァは完売しないのか?

ただ今回のプレスリリースに合わせて、なぜかエルヴァの販売台数については「149台」ではなく「149台以下」と訂正しているあたり、やはり完売しなかった可能性が高いと考えられます。

もちろんその理由には、世界限定500台のみ販売されたセナは、アイルトン・セナ選手の名から引き継がれたために注目度が集まって完売、一方スピードテールはF1の後継で3シータ-レイアウト&P1以来のハイブリッドだから完売したため、エルヴァのように、特別な背景が無い&実用性全く無しのロードスターということから(あとは約2億円と超高額)、VIPユーザーの食指が動くような魅力が無かったのだと考えられます。

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Reference:autoevolution