レクサス「次世代ピュアエレクトリック(EV)はパフォーマンスとドライビングダイナミクスを重視」→何とトヨタ・ガズー・レーシング(TGR)の技術が盛り込まれるようだ

例え電気自動車になろうとも、レクサスは走りの刺激と愉しさを諦めたりはしない

2021年3月30日、レクサス初となる次世代量産型ピュアEVモデルの発表に向け、このベースとなるであろうコンセプトモデルLF-Z Electrified Conceptが世界初公開されましたが、レクサスが今後販売していくであろうピュアEVモデルの基本性能や、「どこに焦点を合わせていくか」などの概要が明らかになっています。

海外カーメディアAutocarの情報によると、レクサスの次世代ピュアEVモデルは、新世代プラットフォームの採用だけでなく、電動性能やドライビングダイナミクスにも注力していくとのことで、記念すべき第一弾目のモデルは2022年8月までにデビュー予定となっています。

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なおレクサスから、2025年までに20車種のハイブリッドモデルやプラグインハイブリッド(PHV)モデル、そしてBEVモデルが登場予定ですが、これらのモデル全てがダイナミックなデザイン言語を採用し、優れた直線性を持つパフォーマンス、そしてドライバー重視のハンドリング性能を持つとのことで、ドライバーに強い刺激と躍動感を与えてくれるような「愉しいクルマ」を目指す辺りはトヨタ/レクサスらしいところだと思います。


トヨタ・ガズー・レーシングの技術を応用するところにも注目

なおレクサス欧州のバイスプレジデントであるパスカル・ラック氏によれば「レクサスのドライビングシグネチャーは、電動化とドライビングプレジャーが矛盾していないと信じているため、引き続き強調していく」とコメント。

レクサスとしては、電動化による走りのモノ足りなさを解消していくと共に、ドライバーが求めるものは何なのかを上手く見極めていきながら、これまでのハイブリッドモデルやピュアEVにはない技術が盛り込まれることが期待されます。

レクサスの次世代ピュアEVモデルには、トヨタbZ4Xの量産仕様にも搭載される電動プラットフォームe-TNGAが採用予定で、駆動方式も前輪駆動(FF)/後輪駆動(RWD)/四輪駆動(AWD)と様々なグレードが展開され、更にはトヨタ・ガズー・レーシング(TGR)の専門知識を活用することで、私たちが考えるEVモデルとは異なる、かなり期待値の高いモデルになるかもしれません。

レクサスの次世代ピュアEVモデルのグレード展開にも期待したいところ

ただTGRの専門知識を活用するとなると、走りのパフォーマンスや直線性の向上はもちろんのことですが、ベースグレードやF SPORT、version Lといったグレードに関係なく採用されるのか、それともスポーツグレードF SPORTだけに限定されるのかは不明(そもそもレクサスのピュアEVにF SPORTなどのグレードが展開されるかはわかりませんが…)。

とはいえ、パスカル・ラック氏によれば「デザインや経験の観点から、レクサスモデルが退屈になることは決してありません。」と語っている辺り、F SPORTだけに技術が特化したモデルになるということは無いのかもしれませんね。

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