インドの振興メーカーMMMが、テスラをモロに意識したピュアEVハイパーカーAzaniを発売スタート!何とCEOは18歳で起業した天才

やはりライバルはテスラ?インドから1,000馬力発揮のピュアEVハイパーカーが発売されたぞ!

今後更に普及していくであろう100%電気自動車(ピュアEV)ですが、中東や欧州、北米、中国市場などでも続々と登場するのが振興ピュアEVハイパーカーメーカー。

コンセプトモデルやイメージモデルは公開されるものの、市販化されているかどうかは微妙なところですが、各メーカーがアメリカのピュアEV自動車メーカーでお馴染みテスラに対抗するハイパフォーマンスEVハイパーカーの開発を進めています。

こうしたなか、インドの振興メーカーであるMMM(Mean Metal Motors)社が、システム総出力1,000hpを発揮するピュアEVハイパーカーAzaniを発表・発売スタートし、先行予約の受付けを開始しました。

新型Azaniはどういったモデルなのか?早速チェックしていきましょう。


まさにテスラを意識するエクストリームEVハイパーカー

こちらが今回発売スタートした新型Azaniのフロントマスク。

ボディカラーやら特徴的なフォルムもテスラ新型ロードスター(Tesla New RoadsterⅡ)をモチーフにしたようなデザインですが、グリルレスバンパーや必要最小限のエアインテークポイントは先進的なEVハイパーカーならでは。

なかなか情報の少ない新型Azaniですが、プラットフォームはアルミニウムのクラッシュ構造を備えるカーボンファイバ製モノコックが採用され、ボディ剛性の向上だけでなく、車体重量も最小限に抑えられているとのこと。

パワートレインとしては、120kWhの大容量バッテリーパックや電動モーターを複数搭載することにより、システム総出力1,000hp/最大トルク1,000Nmを発揮。

直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が僅か2.2秒、最高時速は354km/hにまで到達するとのことで、ランボルギーニ・アヴェンタドール(Lamborghini Aventador)よりも更なる上のスピードを体感することができます。

足回りやコーナリングは競合スーパーカー/ハイパーカーを圧倒?!

見た目は完全なる近未来的なEVハイパーカーですが、航続可能距離は523kmと結構実用的。

スペックはもちろんハイパーカー並みですが、それ以上に凄いのがMMM社オリジナルのアダプティブダンパーや電子パワーステアリングを備えるダブルウィッシュボーンサスペンション。

圧倒的な足回りやコーナリングは、既に市販されているスーパーカー/ハイパーカーよりも優れているとのことですが、そうなってくるとニュルブルクリンクサーキットでのラップタイムも非常に気になってくるところ(信頼性や耐久性までは不明ですが…)。

この他にも、ベンチレーテッドカーボンセラミックブレーキディスクや、トルクベクタリング、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニター、衝突回避システム、自動緊急ブレーキ、レーンチェンジアシストいった充実した機能・サポートシステムが全て標準装備とのことで、更に価格帯も他のEVハイパーカーよりも安価にて購入できるそうです。

具体的な価格帯については明らかになっていませんが、恐らく近日中に更なる詳細な情報が展開されるものと予想されます。

MMM CEOは若干18歳にて起業したカリスマ

そしてこの画期的なモデルを開発したのが、何と若干18歳にてMMM社を起業した若きカリスマのSarthak Paul CEOで、彼を支えるのが共同創設者でCTOのRanbir Grewal氏やShruti Shettyさん(プロフィールページはコチラ)。

クロアチアの振興メーカーでお馴染みRimac CEOのメイト・リマック氏も、33歳(2021年8月現在)という若さで新型ネヴェーラ(Rimac Nevera)を発売し、ブガッティやポルシェの合弁企業を設立するほどの凄腕ですが、もしかするとSarthak Paul氏は、メイト・リマック氏に匹敵するだけの技術力や知識、カリスマ性を持った人物なのかもしれません。

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Reference:MMM, motor1.com