何と当時のオーナーは19歳の女子大学生!約40年間も事故下まま保管されてきたランボルギーニ・ミウラP400Sが競売へ→予想落札価格は一体いくら?

納屋に放置されていたミウラ以来の衝撃!無塗装&40年間保管されていたミウラP400Sがオークションへ!

スーパーカー/クラシックカーが納屋に放置されていたのを発見して、超高額値でオークションに出品される例は何度かありましたが、今回アメリカ・カリフォルニア・ベイエリアの倉庫に40年以上保管されていたランボルギーニ・ミウラ(Lamborghini Miura P400S)が発見され大きな話題となっています。

▽▼▽関連記事▽▼▽

今回発見された1971年式のミウラP400Sですが、実は2021年8月後半に開催されるRMサザビーズオークションにて出品されることが決定し、その予想落札価格は約2億円~約2.4億円(180万ドル~220万ドル)と超高額。

走行距離は25,000km(16,000マイル)未満と低走行距離ですが、レストアもされてエンジン始動&自走も可能とのことなので、更に高騰してもおかしくないレベルだと思います。

早速、40年間保管されていたミウラをフルレストアした後の内外装デザインをチェックしていきましょう。


まさか塗装を剥がした無塗装状態にて出品されるとは…

こちらが今回RMサザビーズオークションにて出品されるミウラP400S。

ん?何かちょっと様子がおかしい?と思った方はさすが!

実はこの個体、ボディペイントされていない無塗装モデル(ベアメタル)で、保管倉庫から発見された後、レストア時にグレーホワイトだった塗装を剥がした状態にて出品するとのことで、恐らくここまでスパルタンなミウラが競売に登場するのは初。

当時ミウラに乗っていたのは19歳のイラン人女子大学生

驚きなのはそれだけでなく、実はこのモデルを所有していたのが当時19歳の女子大学生だったということ。

当時アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校に留学した19歳のイラン人女子大学生だった彼女のために、ご両親がランボルギーニ・ミウラを購入したとのことですが、当初は「いや、こんなの乗れないんだけど…」と断るも、父親が「乗らないのなら大学には行かせない」と逆ギレ。

彼女は「ランボルギーニに乗らないという理由で大学を辞めるのはおかしい」と考え、何とか2年ほど自分で運転を試みるも、何とその後ちょっとした事故を起こしてしまいフロントバンパーを損傷。

40年間修理されることもなく保管倉庫へ

その後彼女はフロントバンパーを損傷したまま、修理することなく保管倉庫に40年も放置していたことになるわけですが、これを発見した熱狂的なミウラファンが2019年に購入することを決意し、事故で損傷したボディだけでなく、全くメンテしていなかった各種パーツ類や消耗品類を、全てフルレストア。

これらの作業には、モーガン・イメージズ社含む専門家のチームが協力し、レストア期間としては2年近くが掛かっていると記録されていますが、その中で最も期間を要したのがボディの修復で概ね8か月は掛かっているそうです。

他の修復場所としては、ウェーバーキャブレターやフューエルマニホールド、ウォーターポンプ、オイルポンプ、更にはアルミニウム製の冷却管とブレーキラインが新しく設けられるなど、細部にわたって徹底的に直された姿は新品同様。

内装も納車仕立ての美しさを誇り、本革一つにしても新品レベル(もしくは新品以上?!)にまで復活し、これを所有できるオーナーは幸せ者だと思いますが、発見された車体が極上のミウラP400Sであることや、世界に2台も無いであろうベアメタルボディ、そして新品同様にフルレストアされたコンディションであることを考えると、約2.4億円という予想落札価格はちょっと安いのでは?とも感じたり。

最終的にどのぐらいの価格帯にて落札されるのかは不明ですが、ここまでぶっ飛んだ背景を持つミウラはそうそうないと思います。

走行距離300km未満の超極上レクサスLFAがオークションに登場?!予想落札価格は?気になる続きは以下の次のページにてチェック!