落札できても飲みたくはない…83年前に作られたフォード製「トマトジュール」が競売へ!フォルクスワーゲンが50年近く製造していたソーセージが販売終了へ

恐らく世界で探しても”中身の入った”フォード製トマトジュースは何本も存在しないのでは?

アメリカの自動車メーカー・フォード・モーターカンパニーといえば、世界で最も売れている2ドアスポーツカーのマスタング(Ford Mustang)を販売したり、ガソリンを一切使用しないピュアEVクロスオーバーの新型マスタング・マッハE(Mustang Mach-E)を発表・発売するなど、アメリカの巨大自動車メーカーの一つでもあります。

そんなフォードは過去に、様々なビジネスとしてトライモーター航空機やトラクター、セミトラックといった分野にも挑戦してきましたが、こうした自動車含む工業製品以外にも、実はトマトジュースを製造していたことをご存じでしょか?

そのフォードが製造したトマトジュースが、何と2021年9月4日にアメリカ・インディアナ州オーバーンでのRMサザビーズオークションにて出品されることが明らかとなりました。


ワインとは異なって中々に強烈なインパクトを与えてくれる83年もののトマトジュース

コチラが今回、RMサザビーズオークションにて出品されるフォード製トマトジュース。

この商品、約83年前となる1938年9月に僅か3週間だけ製造された貴重なトマトジュースですが、こうしてガラスボトルに入り、且つラベルもしっかりと残されたトマトジュースは非常に珍しく、恐らく世界で探してもここまで程度の良いフォード製トマトジュースは初めてなのではないか?とのこと。

元々は、アメリカ・ミシガン州ディアボーンの土地(32.37ヘクタール)にて収穫されたトマトをベースに作られたものの、顧客に対して有償販売しておらず、慈善団体に無償にて提供するために作られたものだそう。

そのため製造された期間は僅か3週間と非常に短く、しかしその期間で製造されたトマトジュースの本数は52,505本とかなり多かったそうです。

見た目はトマトジュースとは異なる色合いだが

全ての慈善団体に提供したのかは不明ですが、恐らくその団体の誰かが大事に保管していたのだと思われ(もしくは存在を忘れていた?)、一度も栓を開けることなく、新品の状態のまま保管されていたとのこと。

もちろん栓を開けていないとはいえ、83年間も放置されていたトマトジュースなので開けるのはあまりにも怖ろしく、観賞用として落札されるのではないかと予想されます。

気になる予想落札価格としては、約1.6万円~3.3万円(150ドル~300ドル)とのことですが、実は2019年2月にeBayにて約4.5万円(408ドル)にて落札されたこともあったため、更にその上の落札も期待できるかもしれませんね。

50年近く愛されてきたフォルクスワーゲンのカレー味ソーセージが製造終了…一体なぜ?気になる続きは以下の次のページにてチェック!