日産が北米市場向けに2車種(トラック/SUV)のNISMO追加を検討との報道。いよいよフルモデルチェンジ版・新型ローグ/エクストレイルもしくはキックスにNISMO追加か?

残念ながら今のところ新型フェアレディZ・NISMOは無さそうだ

日産のハイパフォーマンス及びモータースポーツブランドでお馴染みニスモ(NISMO)といえば、GT-R R35やフェアレディZ(Z34/370Z)といったスポーツモデルを中心に展開。

日本市場向けとしては、2021年8月17日に新型ノートオーラNISMO(New Note Aura Nismo)が発表され大きな話題となりましたが、今度は北米市場向けとして新たにピックアップトラックとSUVの2車種追加を検討していると報道されています。

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海外カーメディアAutomotive Newsの報道によると、NISMO CEOの片桐隆夫 氏とのインタビューにおいて、同氏が「北米ユーザーの趣味嗜好に合わせて、北米市場向けに相応しいいくつかのハイパフォーマンスモデルを追加することを検討している」と語ったそうです。


追加予定なのはピックアップトラックとSUVの2車種

日本市場向けとして新型ノートオーラNISMOが発表された際、片桐 氏は「クロスオーバー(SUV)とピックアップトラックのセグメントにおいて、NISMOを追加する可能性がある」と改めて語ったそうですが、現時点で具体的にどういった車種が登場するかまでは不明。

なお北米市場では、GT-R R35/フェアレディZ(370Z/Z35)をベースしたNISMOしか販売されておらず、それ以外のモデルとしてはジューク(Juke)/セントラ(Sentra)ベースのNISMOが登場したぐらい。

ピックアップトラックで濃厚なのは新型フロンティア

こうした中、日産は北米市場向けにどういったNISMOモデルをラインナップするのかを考えてみたところ、まずピックアップトラックで最も現実的なところは新型フロンティア(New Frontier)。

このモデルは、2021年2月5日に発表されたミドルサイズピックアップトラックで、同年夏より発売スタート。

日本市場では聞きなれないモデルだとは思いますが、北米市場では持続的な成長と安定的な収益の確保を目指すための事業構造改革Nissan NEXTを牽引する新型車の1台と位置付けているため、それだけ北米市場での需要は高いと言われています。

エンジンの9割が新設計!おそらくNISMOも独自のチューニングでよりパワフルになることが期待される

パワートレインとしては、新開発の排気量3.8L V型6気筒直噴エンジンを搭載し、最高出力310psを発揮、トランスミッションは9速ATを搭載しますが、このエンジン9割以上の部品が新開発もしくは改良されていて、エンジンレスポンスの向上や六腑アップ領域の拡大など、これまでのエンジンとは比べ物にならないレベルで進化しているとのこと。

こうした進化の著しい新型フロンティアをベースに、日産はNISMOグレードを展開する可能性が高そうですが、現時点でどのようなモデルとしてアップグレードされ、どういった方向性に定めていくのか、トヨタ新型ランドクルーザー300 GR-Sportのようにオフロード仕様に特化したモデルとなるのかは不明。

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