これまた凄いお宝が!1993年式WRCカーとなるスバル・インプレッサプロドライブが競売に出品予定…気になる予想落札額は?実業家・前澤友作 氏もオーダーしたメルセデスAMG Oneが2022年中頃より生産開始予定

2021-10-16

スバル・インプレッサプロドライブの競売出品が続いているが、何か理由あり?

以前フランス・ビクトリア州の納屋にて、スバルが1994年に参戦したグループAラリー選手権(WRC)のインプレッサプロドライブ555(Subaru Impreza Prodrive 555)が発見され、地元オークションにて出品→約500,000豪ドル(日本円換算で約4,060万円)で落札されましたが、今回もまた新たなWRCカーが競売へと出品されることがわかりました。

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今回出品される個体は、世界ラリー選手権にて初めてタイトルを獲得したという1993年式のインプレッサプロドライブ(Impreza Prodrive)で、予想落札価格は450,000ユーロ~650,000ユーロ(日本円換算で約5,940万円~約8,580万円)となっています。

一体どのような仕様なのか早速チェックしていきましょう。


シャシーナンバー93-004と、ほぼ最初に製造されたインプレッサプロドライブ

コチラが、2021年10月24日にフランス・アールキュリアルオークションにて出品される1993年式インプレッサプロドライブ(オークションページはコチラ)。

前回納屋から発見され、既にオークションに出品された個体とは若干異なるところはありますが、フロントに4個設けられたランプポッド(補助灯)や、ナンバーデカール、そしてゴールドカラーのシングル5スポークアルミホイールを装着。

シャシーナンバーは93-004とほぼ初期に生産したモデルで、過去にスウェーデンにて開催された1000レイクスラリー1993に参戦し、全体の2位でフィニッシュするなど、実力としては十分な一台でした。

そしてこのモデルのハンドルを握ったのは、1981年のWRCチャンピオンでもあるアリ・バタネン氏で、彼が参戦してからはインプレッサプロドライブでの成績は向上し、1985年~1987年のWRCシリーズにて優勝を重ねるほど。

こちらはリヤビュー。

前回、高額落札されたインプレッサプロドライブ555とは異なるナンバーデカールで、光りの差し加減で少し色味は異なりますが、恐らくボディカラーは同じブルー(レガシィ時代からブルーが引き継がれている?)。

そしてボディパネルやテールレンズなどを見ていくと、目立つような傷はほとんどなく、コンディションも抜群で自走も可能とのこと。

パワートレインは当時のままとなる排気量2.0Lボクサーエンジンですが、具体的なスペックは記載されておらず、トランスミッションはMTを搭載しています。

内装は過激且つスパルタンで徹底した軽量化も

そしてここからは車内を見ていきましょう。

非常にスパルタンな仕上がりで、当時の装備のままとなりますが、ステアリングホイールに損傷が見られるとのこと。

センターシフト周りも非常に簡素化されていて、しかしオーナメントパネル系は主にカーボンファイバパネルを使用していて、徹底した軽量化が施されています。

シートはカーボンファイバーフレームを採用したSparco製バケットシートを装備し、Sabeltの4点式シートベルトを装備。

まさかの当時の仕様のままでここまで極上のコンディションを維持したまま出品されるとは…予想落札価格は約8,000万円ほどではあるものの、これまでの実績などを考慮すると、更にその価値を高めてもおかしくないレベルの個体だと思います。

【Ari Vatanen 1993 1000 Lakes Rally Impreza 555 at Adelaide Tarmac Rally 2019】

前澤友作 氏などもオーダーしているメルセデス新型AMG Oneが、遂に2022年中頃に生産開始?!気になる続きは以下の次のページにてチェック!