約1.4億円もする伝説のポルシェ962Cがまさかのクラッシュで大破…ドライバーの安否は?あと数センチズレていたら…ギリシャにてボンネットに巨大岩が落下する大事故が発生

これだけの事故でありながら、幸いドライバーに大きなケガは無かったようだ

2021年10月に開催されたスパ・フランコルシャンサーキット(Spa-Francorchamps)でのイベントにて、何とも珍しいポルシェのレーシングカー962C(Porsche 962C)がスリップして壁に衝突する大事故が発生しました。

ある程度速度を落とした状態での衝撃だったため、幸いドライバーに大きなケガは無かったものの、962Cレースカーの方はフロントが完全大破して修復が非常に難しい状態となっています。

一体どのような事故となってしまったのか?早速チェックしていきましょう。


ポルシェ962Cがシケインを通過した後にコントロールを失った恐れも?

こちらが今回、AutoAddictionより公開されたスパ・フランコルシャンサーキットでのポルシェ962Cのテスト走行風景。

このモデルは、1984年~1991年の間に僅か91台のみ生産された希少な一台で、パワートレインはDOHC4バルブ水平対向6ツインターボエンジンを搭載、その価値は約1.4億円とも言われています。

上の画像にあるホワイトとレッドのボディカラーにペイントされた個体が962Cとなりますが、シケインを通過したあとに車両がスライドしているようにも見え、そのままコントロールを失っているようにも。

962Cのフロントが壁に衝突しクラッシュ。

フロントクリップを完全大破し、ドアも大破してしまう事態となりましたが、幸いドライバーは車外へと放り出されずしっかりと保護されていたようです。

そしてこれも不幸中の幸いではありますが、962Cが事故したあとに後続車両がいなかったため、多重事故に巻き込まれるような事態も回避。

事故後の962Cはあまりにも悍ましい…

こちらが事故後に回収される962Cの姿。

フロントバンパーは完全に無くなり、何ともおぞましい姿ではあるものの、改めてこれだけの事故でドライバーに大きなケガが無かったこと、他車を巻き込む事故に発展しなくて本当に良かったところです。

ちなみにポルシェ962Cは、1980年代初頭に開発され、1984年にレースに参戦しました。

956レースカーに大きく基づいていて、安全上の理由からロングノーズと統合されたスチールロールケージが実装されました。

このスチールロールケージは、伝説的なレーサーのステファン・ベロフ氏がポルシェ965にてレース中に事故で亡くなったことをきっかけに、アルミロールケージからスチールロールケージへと変更されたことがきっかけとも言われています(ちなみにステファン・ベロフ氏が事故したのもスパ・フランコルシャンサーキットだった)。

【HUGE CRASH Porsche 962 C Worth $1.2 Million at Spa Francorchamps】

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