テスラ新型サイバートラックにワイパーなどの不具合で「全て」リコール!BMW新型X1/XM/2シリーズ/5シリーズ/7シリーズなども再始動不可の恐れ

テスラはこれまで、OTAアップデートでリコールを凌いできたが、サイバートラックの問題はかなり多そうだ

アメリカの電気自動車メーカー・テスラが販売する、ピュアEVトラックでお馴染みの新型サイバートラック(Tesla New Cybertruck)。

本モデルが発表されて以降、色んな意味で大きな話題となっていますが、今回は遂に市場に出回っている個体の全てを対象とした大規模なリコールが届け出されています。

しかも、テスラお得意のOTAアップデートのみでの対応ではなく、ディーラーに訪問して対策品に交換しなければならないため、2023年11月~2024年6月に製造された全サイバートラックが対象となります。

具体的にどういった不具合なのか見ていきましょう。


サイバートラックの不具合は大きく2種類

今回、テスラが届け出した不具合内容は大きく2種類あり、一つはワイパー関連。

具体的には、ワイパーモーターが故障している可能性が高く、過度の電流が流れると作動しなくなる恐れがあるとのことで、この問題は、2023年11月~2024年6月までに製造された全11,688台のサイバートラックが対象となり、オーナーはワイパーモーターを交換するためにディーラーに出向く必要があるとのこと。

そしてもう一つの不具合が、2023年11月~2024年5月に製造された全11,383台のサイバートラックが対象で、危険性は低いものの、接着剤で荷台に固定されたトリムの一部に問題があるため、本当に接着されているかどうかをディーラーにて検査し、ケースバイケースで交換するか、新しい接着剤で貼り直すかを決定するとのこと。

これらのリコールは、2023年12月に配送センターにトラックがトリム部品を1つ失って到着したときに初めて判明したとのこと。

品質検査官は、その後2024年5月まで別の欠陥品を発見できなかったが、その後数週間でさらに欠陥品を発見しています。

タイミング悪く、暴風雨に遭ってしまい帰宅できなかったサイバートラックオーナー

そして2024年6月初めには、ワイパーモーター故障のため、テスラがサイバートラックの生産を一時停止したと報じられましたが、その背景にはサイバートラックオーナーの一人が、暴風雨に遭い、ワイパーを使用できず3時間半も車を停めてテスラのロードサイドアシスタンスを待たなければならなかったと、サイバートラックオーナー専用の掲示板に投稿されました。

掲示板に投稿したオーナーは、「彼らはサイバートラックをサービスセンターに持っていったが、ワイパーモーターの交換には数週間かかると言われた」とのことで、「しばらくして雨が止んだので、とりあえずサイバートラックで移動して帰ったが、とても不安だった」とコメントしています。

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