欧州でスズキ・ジムニーのピックアップトラックYomper 4×4が大人気?コンパクトボディで走破性の高い足回りで価格は約262万円~…何と納期は3年もかかるようだ

2022年モデルの新型ジムニーも納期1年だが、それよりも更に上を行くのがジムニーピックアップトラック

スズキのオフロードクロカンモデルでありながらも、コンパクトなボディとリーズナブルな価格帯で世界中から高い注目を受けているジムニー(Suzuki Jimny)。

過去これまで、ジムニーをベースにしたメルセデスベンツGクラス(Mercedes-Benz G-Class)風のカスタムモデルが登場したり、軽トラックの荷台をコンバートしたジムトラ(Jimny Truck)が登場するなど、ユニーク且つ幅広くカスタムできるのも魅力の一つ。

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そして今回、欧州市場においてコンパクトピックアップトラック人気が再び高まっているとのことで、先代ジムニーをベースにしたカスタムモデルが注目されています。


ジムニーのピックアップトラックYomper 4×4 Suzuki Jimnyを見ていこう

こちらが今回人気を得ているスズキ・ジムニーのピックアップトラックYomper 4×4 Suzuki Jimny。

このモデルは、イギリスチューナーのSamson Engineering Limitedによって作られたもので、ジムニー本来のラダーフレーム構造や走破性の高い足回り、そしてビルド品質を確保しているとのこと。

その中で、リヤ部のボディ骨格を廃除して荷室用のベッドをコンバートしているとのことですが、積載性が向上するだけでなくオフロードでの走破性も維持されているそうです。

欧州市場では、十分な荷室とオフロードクロカンのような足回りを持つピックアップトラックの注目度は高いものの、北米市場向けとして販売されているトヨタ・タンドラ(Toyota Tundra)やフォードF-150といった大型ピックアップトラックにまでなると、道路事情の関係で運転しづらいために購入までに至らないとのこと。

ジムニーのピックアップトラックは、欧州の道路事情にマッチしている

ただそういったなかで、コンパクトカー並みのサイズ感と取り回し、力強い走りを持つジムニーをベースにしたピックアップトラックの需要が少しずつ高まっていることから、現在予約も増えてきているそうです。

なおこのモデルには、5種類のバリエーションがラインナップされているそうで、「JMV225Bベルガン」が最も人気が高く、ボディカラーのリヤパネルとベッドライナーを備えたプレイトラック(牽引力は最大500kg)。

2つ目が「JMV275コマーシャル」で、JMV225Bベルガンよりも高い牽引力(最大750kg)がポイントで、基本的にはこれらのモデルがSamson Engineering Limitedの稼ぎ頭になっているようです。

こんな感じでコンパクトな荷物を運んだり、オフロードバイクやスクーター、コンパクトな家具も問題なく運べるのも魅力の一つ。

足回りについてはオイリービットがすべて交換され、ブレーキはディスクブレーキに変換、調整可能なGAZショックとキャスター補正付きの高品質なポリブッシュキットで減衰処理することで、更に+50mmほどリフトアップしているので、より走破性の高いパフォーマンスを得ることに。

納期は3年…ジムニーピックアップトラックの価格帯は?

内装は至ってシンプル。

ちなみにこのピックアップトラックですが、製造に3年ほどの期間を要するとのことで、3代目からフルモデルチェンジしたモデルにも対応しているとのことですが、まだまだバックオーダー分を捌けておらず、しかしそういった中でも続々とオーダーが入り続けているそうです。

気になる現地価格帯ですが、JMV225Bベルガンが16,995ポンド(日本円に換算して約262万円)、JMV275コマーシャルが17,995ポンド(日本円に換算して約278万円)にて販売されています。

ジムニートラック以外にも過激なカスタムを施されたジムニーたちが登場!気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!