日産凄いな…インドで最も売れているコンパクトカー・新型マグナイトが僅か11か月で約7.2万台を受注!既に3万台が納車済みだが、まだまだ受注は増えているようだ

やはりコンパクトカー需要の高いインドでは、新型マグナイトのサイズ感とデザインはかなりマッチしているようだ

さてさて、インド市場にて販売されている日産の新型マグナイト(Nissan New Magnite)が、2020年12月に発売されて僅か11か月しか経過していないにも関わらず、先行受注は72,000台を突破し、更にこの11か月で3万台以上の台数を顧客向けに出荷・納車しているそうです。

新型マグナイトといえば、日産を代表するBセグメントSUVで、全長4,000mm未満とインドの特殊な税制対策に適した理想的で戦略的な一台でもあります。

車両本体価格も、発表当初は499,000ルピー(日本円に換算して約75.3万円)と破格でしたが、安全性能絡みの早期的な改良により価格帯がアップしたものの、2021年モデルとして現在は562,000ルピー~994,000ルピー(日本円に換算して約84.9万円~約150.1万円)にて販売されています。


無事3万台目として納車された新型マグナイトの上級グレードXV

こちらが今回、発売後僅か11か月で先行受注累計72,000台を突破し、更に3万台目が納車された新型マグナイト。

納車されたのは上級グレードXVで、新型マグナイト全体の約60%が、上級グレードXV Premium/XVを占めるとのこと。

新型マグナイトは日産の運命を大きく変えた一台とも言われていて、競合モデルにも起亜ソネットやヒョンデ(現代自動車/ヒュンダイ)べニュー、タタ・ネクソン、マヒンドラXUV300、フォード・エコスポーツ、マルチスズキ・ビターラブレッツァ、トヨタ・ライズなどが対象となり、将来的に登場するであろうホンダZR-Vもその一台となっています。

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どうして新型マグナイトはここまで売れたのか?

そこで、どうして新型マグナイトがインド市場にて成功したのか?をチェックしていきましょう。

主な理由としては、インド特有となる税制サービスGSTの負担が最も軽くなるからで、インド市場では全長4,000mm以下、ガソリン車で排気量1.2L/ディーゼル車で1.5Lを超えないモデルに限り「小型車」として扱われ、GST税率+目的税率を足し合わせた合計税率が29%とガソリン車の中で最小に抑えられます(EVは12%)。

新型マグナイトは消費者のことをしっかりと考えた魅力的な一台だった

仮に全長が4,000mmを超えてしまった場合、合計税率は一気に45%へと跳ね上がってしまうため、車両価格の約半分をプラス税金で追金して購入しなければならないんですね(しかもハイブリッド車に関してはサイズに関係なく43%の税率負担となる)。

そのため「最もお金のかかりにくいモデル」ということで、消費者に大きな負担がかからず、おまけにデザインもカッコいいともなれば新型マグナイトは間違いなくインド市場で最も消費者有利なモデルであり、近年で最も成功を収めた一台といえるのではないかと思います。

ところで新型マグナイトってどんなモデルなの?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!