フロントがほぼグリル!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーのモデリスタ実車を見てきた!Toyota Gazoo RacingのGR GT3コンセプトはレクサスLFAとマツダRX Vision GT3の要素を取り込んでいる?

世間ではプレデターやらエイリアンなどと揶揄されている新型ヴォクシー

2022年1月13日に発表・発売されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)ですが、その翌日となる1月14日より開催の東京オートサロン2022にて、新型ヴォクシーのモデリスタ(Modellista)フルエアロが世界初公開されました。

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新型ノア/ヴォクシーが発売されてから、特に新型ヴォクシーのフロントマスクのほとんどがグリルで覆われているため、バンパーはほとんど無く、SNSでは「プレデター」「エイリアン」などと揶揄されることが非常に多いようです。

確かに賛否がはっきりと分かれるデザインではあるものの、トヨタのエネルギッシュでアグレッシブ、そして先進性を持たせたようなデザイン言語は、見慣れたころにカッコ良く思えてくるのが不思議なところ。

今回は、フルモデリスタ仕様にカスタムされた新型ヴォクシーと、Toyota Gazoo Racingの新型GR GT3コンセプトの実車画像をチェックして来たいと思います。


新型ヴォクシー・モデリスタカスタム

こちらが今回公開された新型ヴォクシーのモデリスタフルエアロパーツ。

改めて実車で見てみると、フルノーマルの大口化したフロントグリルでも十分アグレッシブですが、モデリスタの専用スポイラーやフロントグリルアクセント、そして異様な存在感を放つスプリットLEDライトを装備することにより、更にグリル面積が拡大され、フロントマスクの90%以上がグリルに。

しかも新型ヴォクシーの凄いところは、ノーマルの状態でフロントバンパーサイドまで回り込むようにグリルを設けていて、回り込んだところに波目を打つようなメッシュグリルにすることで、立体感と奥行きを与えたデザインにし、新型ヴォクシー本来の力強さを演出。

この点は実車を見てないとわからないところだと思いますし、ただ単純にアグレッシブなグリル顔にするのではなく、かなり考え込まれたデザインであることがわかります。

オラオラアクセントはフロントだけでなくサイドにも

サイドビューはこんな感じ。

フロントスポイラーからサイドスカート、リヤスポイラーもそうですが、ドアサイド部分やドアハンドル周りにユニークなメッキガーニッシュを追加。

ミニバン特有のボテッとしたサイドビューで飽きないために敢えてこういったアクセントを加味することで、新型ヴォクシーはフロントだけでなくサイドにも力を入れているというメッセージ性が込められています(あとルーフスポイラーもかなりヤンチャ)。

派手過ぎるように見えて、実は計算されたリヤカスタム

リヤビューはこんな感じ。

リヤスポイラー裏にブルーのLEDライトバーが設けられていますが、ここまで来るとオラオラとかヤンチャというよりも、近未来的な車のようにも見えてきたり(トヨタだけでなくモデリスタもかなり攻めてきたな…という印象)。

ただこのルーフスポイラー裏のLEDが、水平基調の二文字テールランプ、そして直下に設けられた”VOXY”のレタリングバッジとの親和性がとれていて、この点もしっかりと計算されているのがわかりますね。

全体的にやり過ぎ感はあるものの、おそらくこれも見慣れてくるとモデリスタでオーダーされる方も増えるのではないかと予想されます。

トヨタ・ガズー・レーシングが公開した新型GR GT3コンセプトは、マツダRX-Vision GT3コンセプトやレクサスLFAのデザインを取り込んでいる?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!