これは一体?見た目は三菱ランサーなのにアメ車ダッジのクロスグリルとエンブレムを貼付した謎モデルが放置。実は三菱とダッジは密接な関係にあった?

ダッジと三菱は、過去にレベル(Rebel)というモデルを共同開発していた?

ただその一方で、(これはあくまでも噂程度ですが…)2004年にクライスラーは、ダッジと三菱との共同開発により、ダッジ・ネオン(Dodge Neon)の後継モデルとしてレベル(Rebel)というコンパクトセダンを開発していたことがあり、しかし諸々の事情により開発はキャンセルになったという話も。

ちなみにその翌年となる2005年に、先ほどのキャリバーがコンセプト形式にて発表され、2006年には生産バージョンとして導入、2007年には次期型の三菱ランサーが導入されたという経緯があります。

上の画像は、三菱と共同開発を進めたと噂のRebelだそうですが、確かにRedditにて投稿されたモデルに非常によく似ていますし、実はこのモデルの最終形態が三菱の次期ランサーだったのかもしれません。


キャリバーは、三菱のGSプラットフォームがベースになっている

改めてダッジ・キャリバーを見ていくと、このモデルは、ダイムラークライスラーが三菱及び現代自動車(ヒュンダイ/ヒョンデ)と資本提携していた時期に開発が進められたモデルで、ベースとなるプラットフォームは、三菱ランサー/ランサーエボリューションⅩ/デリカD:5と全く同じGSプラットフォーム。

更にダッジは、1950年代から「ランサー」というモデルを発売していた

更に興味深いことに、ダッジは1950年~1980年にかけて、ランサーという4ドアセダンを販売していたことも明らかに(三菱とは全く関係のないモデル)。

上の画像は、派生車種となるダッジ・ロイヤルランサーとなりますが、この他にもダッジ・コロネットランサーやカスタムロイヤルランサーなどもラインナップされていて、何れもパワートレインは排気量5.9L V型8気筒ビッグブロックエンジンを搭載し、最高出力309psを発揮するマッスルカー。

こうした様々な流れがある中で、過去に発見されたこの謎モデルですが、実はダッジ・キャリバーと三菱の次期ランサー/次期ランサーエボリューションが誕生するきっかけになった一台と考えて良いのかもしれません。

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Reference:CARSCOOPS, ALLPAR