フルモデルチェンジ版・レクサス新型NXの受注停止・納期遅延が日経でも大々的に取り上げられる!なお中古車市場は即完売、試乗車や展示車の購入を求める声も

新型NXは予想外の売れ行き、部品供給や半導体不足が重なって納期の目途も立っていないようだ

昨今の諸事情・世界情勢による部品供給不足や、半導体の供給不足により長納期化が続く自動車業界。

トヨタ/レクサスも例外ではなく、フルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)の公式納期が4年以上、レクサス新型LX600も公式納期4年以上と言われています。

こうしたなか、レクサスの主要モデルともいえる新型NXが2021年10月に発表/同年11月に発売されましたが、僅か3か月(2022年2月)ほどで全グレード(NX250/NX350/NX350h/NX450h+)が新規受注停止となりました。

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これについては、日本経済新聞も大々的に取り上げていますが、事態は想像以上に深刻で、先行予約初日(2021年8月19日)に購入・契約された方でも未だ納車されていない方も多いとのこと。


新型NXのバックオーダー数は2万台超え、月別販売台数は500台以下?

そしてここで最も気になるのが、レクサスはそもそも月別でどれぐらい販売されているのか?ということ。

トヨタでも2022年2月度最新版では、普通乗用車で41,441台で前年比63.8%と大幅に下回り、レクサスに至っては2,844台と前年比59.8%。

そして2022年2月度の普通乗用車販売ランキング50では、遂にレクサス全てのモデルがランキング50圏外となり、50位のトヨタ・ハイエースWで579台のため、少なからず最も売れ筋の新型NX350hは月販500台近くかそれ以下ということに。

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新型NXのバックオーダーは既に2万台を超えているとのことですが、これはあくまでも2021年12月時点での話となるため、2022年2月の受注停止までにも更に受注数は増えていることを考慮すると、まだまだ長納期が続く恐れは十分に考えられそう。

新型NXの納期1年以上は短縮されるのだろうか…

これはあくまでも単純計算になりますが、レクサスの月販台数が2,844台に対して、その内の半分が新型NXシリーズだった場合、トータルバックオーダー数20,000台を捌き切るとなると、最低14か月(1.2年)は掛かる計算に。

あくまでも単純計算になるため、もしかしたらこれよりも更に短縮されることも考えられるかもしれませんが、約700万円前後の高い買い物をしている顧客側や、それを責任もって販売したレクサスディーラー側も心もとない状態だと思うんですね。

トヨタの主要モデルも長納期状態に…

ちなみにトヨタの主要モデルともいえる新型ヤリス(New Yaris)/ヤリスクロス(New Yaris Cross)に関しても、2022年3月時点で5か月~6か月の長納期状態とのことで、その影響もあって2022年2月度の月販台数ランキングでは1位→3位に陥落。

更に東京オートサロン2022にて発表された抽選限定700台の新型GRMNヤリスに関しては、「抽選販売するのは良いとして、そもそもいつ納車される予定なのか?」といった不安の声もあり、今後の新型車の販売方法(カタログモデルでも期間限定/台数限定など…)も大きな課題となりそうです。

新型NXの中古車も即完売?試乗車・展示車も売れているようだが…気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!