日産GT-R R35が欧州の排ガス規制をクリアできずに販売終了へ。フルモデルチェンジ版・トヨタ新型GR86も僅か2年のみの限定販売…新型フェアレディZも販売されず内燃機関はどんどん淘汰されていく

R35型の販売は終了するものの、次期型R36に関しては現時点で不明

2021年10月に一部改良版・日産の新型GT-R R35が発売され、更に抽選限定となる特別仕様車GT-R R35 T-Specも発売されるも即完売。

既に中古車サイト・カーセンサー/グーネット、競売などにて高額値で転売されるほどの大人気モデルとなっていますが、そんなGT-R R35が、一部欧州市場での販売を終了することが明らかとなりました。

2007年より新世代R35としてデビューを果たした2ドアスポーツクーペで、日産としてだけでなく国産スーパーカーを代表する一台です。

現時点では、R36型へのフルモデルチェンジの予定・アナウンス等はありませんが、その前に欧州市場での販売終了は非常に残念なところです。


販売終了の理由は排ガス規制をクリアできなかったため

日本市場でも年々厳しくなっている排ガス規制や騒音規制。

欧州市場ではより一層厳しく、ピュアEV/電動モデルの移行が進められていますが、今回一部の欧州市場向けのGT-R R35が販売終了する理由は「排ガス規制をクリアできなかった」から。

海外カーメディアAutoblog.nlによると、GT-R R35は、ドイツやベルギーでは(2022年3月15日時点で)注文可能ですが、オランダやイタリア、スペイン、その他の日産ディーラーでは新規受注を受け付けていないとのこと。

また、これらの国々の日産公式ホームページ・カーラインナップにも、GT-R R35が掲載されておらず、本格的に欧州市場から撤退することとなりそうです。

間違いなく現行GT-Rや特別仕様車T-Specの中古相場は高騰する

そうなると大きく懸念されるのが、現行GT-R R35の高額な転売・競売への出品ですが、既に日本市場でも、2022年モデル&特別仕様車が販売終了していて、中古車サイト・カーセンサーでは、新車価格 約1,590万円ほどのR35 T-Spec Premium Editionでも、中古車販売価格は2倍以上となる3,300万円にて転売されています。

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こちらの新型GT-R R35 Nismo Special Editionも同様で、新車乗り出し価格だと約2,700万円ほどと言われていますが、実際の中古車販売価格は3,500万円以上と超高額。

昨今の諸事情による部品供給不足や、半導体の供給不足、更に昨今の世界情勢による影響で新車の長納期化が深刻になり、これによって中古車市場が高騰しているのも事実で、その一つにGT-R R35も対象に含まれています。

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しばらくこの事態が収束することは考えにくく、モデルやグレードによっては「新車総額よりも高く買い取ってもらった」という例も続々と出てくるのではないかと予想されます。

GT-Rだけでなく、トヨタ新型GR86や日産の新型フェアレディZなども転売の対象に?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!


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