日産GT-R R35が欧州の排ガス規制をクリアできずに販売終了へ。フルモデルチェンジ版・トヨタ新型GR86も僅か2年のみの限定販売…新型フェアレディZも販売されず内燃機関はどんどん淘汰されていく

欧州市場では、他の国産スポーツカーも販売終了を予定している

なお国産スポーツモデルの販売規制については、日産GT-R R35だけでなく、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型GR86/スバル新型BRZや日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, Z34)も同様。

特に欧州市場向け新型GR86に関しては、発売から僅か2年しか販売できず、その理由が排ガス規制だけでなく、EU独自の大幅なリエンジニアリング(※)無しでは、欧州(EU)での安全規制に準拠していないから。
※企業における、既存の管理方法や業務プロセスを抜本的に見直し・変更すること

新型GR86が販売終了してからは、おそらく内燃機関系のスポーツモデルの価値も更に高騰することが予想されますが、その一方で内燃機関が徐々に淘汰されていくのも非常に残念なところ。

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今後内燃機関系のスポーツモデルは、特別仕様車や限定車が主流になるかもしれない

日産が発売する新型フェアレディZも、初回抽選限定240台のみとなるProto Specが発売されますが、今後国内でも登場予定のトヨタ新型GRスープラRZ×6速MTや、抽選限定50台のみとなる6速MT×マットホワイトエディションなど、内燃機関を搭載するスポーツモデルの価値を意図的に高める限定車が増える一方、転売目的にて購入する転売ヤーが存在するのも残念なところ。

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おそらくこれらのモデル含め、2022年秋頃に登場予定のフルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R)も限定にて販売される可能性がありますし、本当に購入したい人が購入できず、中古車市場にて新車よりも1.5倍以上高額値で転売されることが考えられそう。

その分かりやすい例として、ホンダ最後の軽スポーツ&特別仕様車S660モデューロX version Zが挙げられますが、新車の車両本体価格+200万円程アップとなる約500万円ほどにて転売されるなど、中々に信じがたいことが当たり前にように起きているため、先述の通り今後登場するスポーツモデルも、とんでもない金額にて中古車市場に登場するのではないかと予想されます。

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