フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーの後席インプレッション!「なぜ3列目シートはあんなに薄いのか?」「3列目の跳ね上げは簡単?」【動画有】

全幅も抑えられたミドルサイズミニバンということもあり、3列目シートが実用的とは言い難いかもしれない

2022年3月に私に納車されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z×前輪駆動(2WD)ですが、今回は後席をメインとしたインプレッションをご紹介。

とはいっても、3列目シートの跳ね上げ格納や実際の乗り心地、ちょっと気になるポイントなどを簡単にまとめた内容になりますが、これから新型ノア/ヴォクシーを検討される方や、今後納車予定の方々のちょっとした参考になればと思います。

ちなみに私に納車されたモデルは、3列7人乗りシートレイアウトのハイブリッドS-Z(2WD)で、2列目が左右独立のキャプテンシート、3列目が3人座れるベンチシートタイプとなります。


まずは3列目の乗り心地を簡単にインプレッションしていこう

まず3列目シートから見ていきましょう。

先代80系に比べて3列目シートの厚みが薄くなったように感じられ、それでいて座面の座り心地がカタくなったわけですが、3列目は身長高めの大人が座るのは結構厳しく、且つ乗り物酔いし易い方が乗ると、走行中の突き上げやちょっとしたガタつきがあるため、長距離移動時に座るのはちょっと難しいかもしれません(個人的には近場移動や緊急用もしくは荷物置き用と考えている)。

ほぼ無段階レベルのリクライニングが可能

一応3列目も、このような形で自由にリクライニング調整可能で、特に子供や小柄な方であれば、姿勢を楽にすることは可能です。

ちなみに新型ノア/ヴォクシーでは、どうして3列目シートの厚みをかなり薄くしたのか?が気になるところ。

その点については、この後の3列目シートの跳ね上げ方法とあわせてご紹介できればと思います。

3列目シートの跳ね上げ方法をチェックしていこう

早速3列目シートの跳ね上げ方法をチェックしていきましょう(いわゆる荷室スペース拡大や2列目のスペース拡大のための格納方法)。

3列目シートを後ろから見てみるとこんな感じで、真ん中に座る人用のヘッドレストが何とも特殊。

センターヘッドレストは片側2点式の差し込み

おそらくではありますが、左右で異なる角度のリクライニングをすることを想定しての片側2点式のヘッドレスト固定だと思われる一方、いざ真ん中に座って後頭部を当ててみると、そこそこガタついてしまうため、「見た目も含めて最初から外した方が良いのでは…」と思うのが正直なところ。

実はセンターヘッドレストを収納できるスペースも確保

ちなみにこのヘッドレスト、こうやって取り外したあとに、ラゲッジフロアの助手席側に仮差しできるスペースが確保されているので…

こんな感じでスマートに収納することが可能です。

おそらくよっぽどのことが無い限り、3列目センターヘッドレストは、半永久的にこのスペースに保管されているのではないかと思います。

3列目シートの跳ね上げ格納方法と、「なぜ3列目シートがあんなに薄いのか?」は、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!