トヨタ新型カローラクロスの走行距離もようやく1,500km突破!もうすぐ納車されて5か月が経過するが、改めてこのモデルの立ち位置を考えてみようと思う

個人的に新型カローラクロスはコスパを重要視したモデルであり、質感を求めるのであれば他のSUVを検討した方が良いと考えている

さてさて、2021年11月に私に納車されてからもうすぐ5か月が経過しようとしているトヨタ新型カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)。

近場移動から長距離移動まで幅広く活用中の一台で、個人的にはカローラシリーズの派生車ということもあって「オールラウンダーSUV」という印象を持っていますが、ここで改めて同車を立ち位置含めてインプレッションしていきたいと思います。

これまでは新型カローラクロスの走りや乗り心地、燃費性能、デザインなどをメインにチェックしていきましたが、同車の立ち位置を考慮すると「質感を追い求める車」ではなく、どちらかというとコストパフォーマンス(可能な限り低予算)を優先的に意識したモデルだと考えています。

納車されてまだ1,500kmほどしか走らせていませんが、普段使い&所有する期間が伸びれば伸びるほどその印象が強くなっているように感じます。


新型カローラクロスの内装は、質感や充実度よりも必要最低限を重要視している?

内装に関しては、既に当ブログでも何度かインプレッションしている通り、質感としてはこれまでラインナップされてきたカローラシリーズと基本的に同じで、ハードプラスチックやシルバー加飾、そしてピアノブラック調を上手く組み合わせることで「チープに見せない」ような工夫が施されています。

ただ、同じCセグメントSUVとなるマツダCX-30や、様々なカーメディアが定期的に取り上げるBセグメントSUVのホンダ新型ヴェゼル(Honda New Vezel)と比べると質感は低め。

社外パーツを活用することで質感を高く見せる技術はたくさんありますが、純正フルノーマルで乗りたいという方にとっては、質感を追い求めるための車ではなく、あくまでも必要最低限の装備が充実していることに主眼を置いた一台なのだと考えています。

新型カローラクロスは良い意味で「普通のSUV」

これは過去のブログでもお伝えした通り、新型カローラクロスはトヨタのSUVラインナップではベンチマークとなる一台で、良い意味で「普通」を貫いている一台。

そのため、BセグメントSUVのヤリスクロス(Yaris Cross)のようにヘッドアップディスプレイは搭載されていませんし、後席のシートアレンジもヤリスクロスのように4:2:4ではないため、長尺物を乗せつつ後席に2人乗せるといったレイアウトはできません。

なぜヤリスクロスに劣る部分があってCセグメントSUVなのか?という疑問はあるかと思いますが、あくまでも新型カローラクロスが求めた先は「普通」であり、過剰な装備を求めて価格帯を高めてしまうことが、消費者の購買意欲を下げてしまう恐れがあるために、敢えて装備しなかったのではないか?と推測しています。

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価格帯を抑えながらも、新型カローラクロスは更にグレードで差別化を図る

もちろん、グレードによって装備差は異なるのはもちろんのこと、上位グレードのみBi-Beam LEDヘッドライト&LEDシーケンシャルウィンカーを標準装備したり、シート表皮も本革×ファブリックのコンビタイプ、運転席のみ電動パワーシートなど、グレードによる差別化もはっきりすることで、この点はトヨタ本来の上位グレードへと誘う戦略の一つになっています。

なお新型カローラクロスは、先述の通りCセグメントSUVでサイズ感としてはヤリスクロスとRAV4/ハリアー(New Harrier)の中間的な立ち位置ですが、プリウスやC-HR、カローラシリーズと同じTNGA-Cプラットフォームを採用しているため、後席の狭さが課題として残るところです。

新型カローラクロスの後席は小学校低学年でも狭く感じる?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!