ブガッティ・シロンでアウトバーン400km/hチャレンジを実施した実業家→政府に問題視されるも不起訴!日本人オーナーの証言によりブガッティ主催「400km/hチャレンジ」なるものが存在した

これでアウトバーンの速度無制限の意味も明確になったような気がする

前回のブログにて、チェコの大富豪で実業家のラディム・パッセル(Radim Passer)氏が、自身の所有するブガッティ・シロン(Bugatti Chiron)を使って最高速チャレンジを実施 → 公道にて世界トップクラスの最高速を更新するも、地元政府から厳しく非難されていたのをご存じでしょうか。

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ラディム・パッセル氏が行ったのは、世界で唯一速度無制限区域(全区域が速度無制限ではない)が存在するアウトバーンにて、シロンの限界走行を確認するために417km/hまで速度を出すというとんでもない記録で、自身のYouTubeチャンネルにもその記録がしっかりと残っています(動画も削除されていない)。

最高速チャレンジするにあたり、早朝5時前の車通りが少ないことを条件に(タイヤも冷えていない)、そして周りが非常に安全であることを配慮して行われたものですが、それでも地元政府は「速度無制限とはいえ常軌を逸している。他の車両も走っていて非常に危険な状態だ!」と指摘し、事態はあらぬ方向へと進展することに。


政府は「最大2年間の懲役または多額の罰金を支払う可能性がある」と指摘

なお今回の問題に関して、地元政府は「例え車通りの少ない時間帯であれ、他の車両が走行しているシーンも見られた。仮に無制限区間であったとしても、市民が危険にさらされる恐れが有る場合、このような無謀運転は決して許されるものではない」と指摘。

一方でラディム・パッセル氏は、「これまで車通りが少ない時間を何度も調べ、最も安全な方法で最高速にチャレンジした。結果として誰も危険にさらされることは無かった。それにシロンは400km/hを突破しても十分に安全であることが証明されている唯一の車だ」と回答。

なお以下の動画では、最高速417km/hに到達するまでの約10kmの走行区間において、僅か10台の車両を追い抜いたシーンが確認されましたが、車線変更して無理やり追い越したわけでもなく、常に一定の車線をキープしながら走行を続けていたため、この動画を持って「無謀な運転は行っていない」と、ラディム・パッセル氏は再度主張しました。

【Bugatti Chiron vs Autobahn – Top Speed TEST】

続けて同氏は、「10kmあたり10台を追い越したので、1kmあたりにすると僅か1台しか追い越していない。良好な視界を確保しつつ、しっかりと安全マージンを持たせている。3~4km先の車両を確認できるほど、自身がフレキシブルに対応できる余裕と十分な時間があった」とも動画の説明にもまとめられています。

そしてブガッティ・シロンのもう一つの特徴が、トップスピードに到達するまでの加速力だけでなく減速力。

シロンは、9秒で400km/h~0km/hまでブレーキをかけることができ、ブレーキングによる移動距離は僅か490m以内とのことで、こういった車両性能をしっかりと把握した上で最高速チャレンジに臨んだことも明らかに。

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実はブガッティ公式が「400km/hクラブ」なるものを開設していた!その年会費もとんでもないものだった!気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!