見た目クラシカルなホールデンEHプレミアに日産スカイラインGT-Rの直6エンジンをぶち込んで600馬力以上に…この他の過激なカスタムモデルも見ていこう【動画有】
なお2021年をもってホールデンブランド車の販売は終了している
オーストラリアの自動車メーカーでお馴染みホールデンブランド。
1931年からゼネラルモーターズ(GM)傘下のため、GMHもしくはGMホールデンとして自動車業界を牽引してきましたが、残念ながら2021年をもってホールデンブランドとしての自動車販売を終了したばかりです。
そんなホールデンが1963年~1965年にかけて販売した4ドアセダンタイプのEHプレミア(Holden EH Premiere)をベースに、日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)の排気量3.0L 直列6気筒エンジンをぶち込んだ過激カスタムモデルが公開されました。
見た目は至ってシンプルなEHプレミアですが、中身は過激なスペックを持つモンスターセダンとのこと。
早速チェックしていきましょう。
何と日本円にして約912万円で販売中だった
こちらが今回、オーストラリアの自動車系YouTuber Australian Muscle Car Salesチャンネルによって公開された1964年式のホールデンEHプレミア。
実はこのモデル、同チャンネルが販売しているカスタム中古車両とのことで、99,500豪ドル(日本円に換算して約912万円)での販売となっています。
「えっ、何でこんなに高額なの?」と思うかもしれませんが、このモデルに搭載されているエンジンは、先述にもある通り日産スカイラインGT-RのRB26/30エンジンで、RB30Eのボトムエンドと、RB26DETTのヘッドをミックス&マッチした”見るからにヤバそうな”特殊仕様。
ちなみにRB30エンジンが搭載されたモデルといえば、サウジアラビアに輸出されていたR31型スカイラインが有名で、オーストラリア向けのR31型として、インジェクション仕様のRB30Eが搭載されていました。
何とも予想外な組み合わせのマッシュアップモデルになりますが、このほかにもアップグレードされたターボチャージャーやカスタム鍛造ピストン、オリジナルロッド&カム、エクストラクター、ステンレス鋼のエキゾーストシステムを採用することで、最高出力は608psにまで向上され、従来EHプレミアに設定される6気筒エンジンの最高出力よりも4倍以上のパワーを誇ることに。
ただ単純にエンジンを載せ変えたわけではない
なお Australian Muscle Car Salesチャンネルによれば、「エンジンだけ強化しても、ボディが持たなかった意味が無い!」ということで、シャシーを強化し、新しいステアリングラック、アップグレードされたブレーキングシステム、セミスリックタイヤ&専用ホイールをインストール。
更にインテリアも見ていくと、6ポイント式のロールケージやスポーツステアリングホイール、専用ゲージ、ハーネス付きレーシングシートなど、強烈なエンジンスワップに合わせてパフォーマンスを最大限生かすための改造も。
古販売価格の2倍以上のカスタム費用が掛かっているとのことで、そう考えると1,000万円以下で購入できるEHプレミアはある意味お得ですが、決してラグジュアリーセダンではなく、ナチュラルなマッスルカー仕様に仕上げられています。
【1964 EH Holden Premier – Nissan RB26/30 Turbo】
この他にも、スバルWRX STIやトヨタFJ40ランドクルーザーのエンジンスワップモデルも登場!気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!