米フロリダで発生した日産スカイラインGT-R R34やS15シルビアなどの日本製(JDM)スポーツカー約400台が不正輸入→業者2人が逮捕→盗難車の疑いもあるのにオーナーのもとへ返還は?
不正輸入の疑いがあるとして申請取消しされた約400台もの日本製スポーツカーリストも公開!
2022年3月中旬頃、アメリカ・フロリダ州に不正輸入されたという日本製(JDM)スポーツカー約400台(厳密には348台)が申請取消しとなったことをお伝えしましたが、この罪で不正にかかわっていた人物2名が逮捕されたことが明らかとなりました。
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国内カーメディアAutocar Japanの報道によると、逮捕されたのはSOHOアライアンスグループのアンドレ・ディアス容疑者と、J-Specガレージのチョン・ニコル容疑者。
ちなみにJ-Specガレージは、2020年5月に当ブログでもご紹介した「日本製スポーツカーの盗難モデルを分解して”パーツ”として販売していたJ-Spec Auto Sports Inc.とは関係ないそうです。
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なぜ不正輸入の疑いがあるとして申請取消しに?
ちなみに今回の不正輸入に関する申請取消しの理由は、以前より話題となっているアメリカ独自の輸入規制でお馴染み25年ルールがあるから。
アメリカでは、基本的に右ハンドル仕様の車の輸入を原則認めていないものの、アメリカ合衆国運輸省(NHTSA)が定めた規定により、「初年度登録から25年以上経過した車であれば、規制が緩和されて右ハンドルの車両が輸入でき、更に関税や排ガス規制までも対象外になる」という独自規定が設けられています。
※映画撮影やイベントなどの場合は、事前に申請すれば輸入できるといった情報も
近年、右ハンドル仕様のJDMスポーツカーが人気なのも、アクション映画「ワイルド・スピード」や漫画「頭文字(イニシャル)D」が大きく影響しているものと予想され、そのなかでもスバル・インプレッサ22B STi(Subaru Impreza)や日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)、トヨタ80スープラ(Toyota 80 Supra)等の人気は異常。
そのため、こういったJDMスポーツカーが25年ルール解禁とともにアメリカへと輸入された場合、高額値で転売される可能性が高いために、日本国内では「国産スポーツカーの盗難被害が後を絶たない」んですね。
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おそらく不正輸入で入ってきた約400台もの日本製スポーツカーのなかにも、日本のオーナーが所有していたであろうスポーツカー達が含まれている可能性だって考えられるわけで、しかしその車両がオーナーのもとへと返還される可能性が低いとのこと。
なぜオーナーのもとへと返還される可能性が低い?不正輸入車348台分のリストは、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!