これで何回目?フルモデルチェンジ版・メルセデスベンツSクラスやEクラスに火災の恐れがあるとしてリコール!更にアルファロメオ・ジュリア/ステルヴィオにもリコール
ブレーキペダルの聖堂が不能に至る恐れアリ
メルセデスベンツRクラス/MLクラス/GLクラスなどの10車種・計8,021台にリコール。
不具合内容としては、ブレーキ倍力装置に装着されているラバースリーブにおいて、設計が不適切なためブレーキ倍力装置のハウジングとの隙間に浸入した水分が長期間排出されず、ハウジングが腐食することがあるとのこと。
そのため、腐食が進むとハウジングに穴が開くことで装置の機能が低下し、必要なブレーキ踏力が増加したり、制動距離が延びたりする。更に腐食が進むとブレーキ倍力装置が破損することで、最悪の場合、ブレーキペダルでの制動が不能に至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は起きておらず、本国からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][R350 4MATIC]
・DBA-251065/WDC2510652A001453~WDC2510652A140101/平成18 年 1 月 16 日~平成23 年 12 月 6 日/1,201台(右ハンドル)・RBA-251057/WDC2510572A134321~WDC2510572A162885/平成24 年 1 月 7 日~平成25 年 3 月 25 日/112台(右ハンドル)
・-251157-/WDC2511571A153143/平成24 年 6 月 1 日/1台(左ハンドル)
[R500]
・CBA-251075/WDC2510751A001578~WDC2510751A059203/平成17 年 11 月 23 日~平成19 年 6 月 27 日/225台(左ハンドル)[R550 4MATIC]
・CBA-251072/WDC2510721A061034~WDC2510721A107976/平成19 年 11 月 26 日~平成22 年 3 月 18 日/17台(左ハンドル)[R63]
・DBA-251077/WDC2510771A026228~WDC2510771A056917/平成18 年 8 月 21 日~平成19 年 6 月 25 日/13台(左ハンドル)[ML350]
・DBA-164186/WDC1641862A014237~WDC1641862A761285/平成17 年 6 月 29 日~平成23 年 9 月 12 日/4,188台(右ハンドル)[ML350 BlueTEC 4MATIC]
・FDA-164125/WDC1641251A574373~WDC1641251A761304/平成22 年 4 月 13 日~平成23 年 9 月 12 日/363台(左ハンドル)[ML500]
・CBA-164175/WDC1641752A028646~WDC1641752A259316/平成17 年 9 月 8 日~平成19 年 5 月 10 日/50台(右ハンドル)・CBA-164175C/WDC1641752A018516~WDC1641752A286653/平成17 年 6 月 29 日~平成19 年 7 月 18 日/304台(右ハンドル)
[ML550 4MATIC]
・CBA-164172/WDC1641722A281916~WDC1641722A526083/平成19 年 12 月 7 日~平成21 年 9 月 17 日/7台(右ハンドル)・CBA-164172C/WDC1641722A287069~WDC1641722A597866/平成19 年 11 月 26 日~平成22 年 5 月 15 日/36台(右ハンドル)
・-164172-/WDC1641722A616976/平成22 年 9 月 2 日/1台(右ハンドル)
[ML63]
・DBA-164177/WDC1641772A114984~WDC1641772A293169/平成18 年 7 月 19 日~平成19 年 8 月 28 日/123台(右ハンドル)・CBA-164177/WDC1641772A297446~WDC1641772A574099/平成19 年 8 月 28 日~平成22 年 3 月 18 日/208台(右ハンドル)
・-164177-/WDC1641772A615715~WDC1641772A687589/平成22 年 9 月 2 日~平成23 年 2 月 21 日/5台(右ハンドル)
[GL550 4MATIC]
・CBA-164886/WDC1648861A125942~WDC1648861A795839 /平成18 年 6 月 12 日~平成24 年 8 月 1 日/1,167台(左ハンドル)
改善措置としては、全車両、ラバースリーブを取り外し、またブレーキ倍力装置のハウジングの腐食状態を点検し、腐食が基準を超えるものは全車両、装置の機能点検を行うリコール作業を実施するとのこと。
点検の結果、負圧漏れが生じて機能が低下している場合はブレーキ倍力装置を対策品に交換し、機能低下が生じていない場合は、部品の準備ができしだい、再度点検を実施した上で、腐食の状態に応じてブレーキ倍力装置を対策品に交換し、なおブレーキに違和感がある場合は、対策が実施されるまで運転しないよう使用者に要請するとのことです。
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