これも盗難だけは避けたいな…スバル・インプレッサWRXのレストモッドモデル・新型P25の外観が世界初公開!22B STiからインスピレーションを受けつつ、最高出力400馬力”以上”を発揮

2022-05-28

現時点でワンオフモデルなのか、世界限定25台なのか、それ以外となるのかは明らかになっていない

前回のブログにて、イギリスのプロドライブがスバル・インプレッサWRX(Subaru Impreza WRX)のレストモッドモデルとなる新型P25を2022年5月25日に公開する可能性を示唆しましたが、今回スケッチ画像が特別に公開されました。

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ちなみにプロドライブは、1984年にデビッド・リチャーズ氏によって設立されたレースチームのことで、1990年からスバルと提携としてWRC(世界ラリー選手権)に参戦したことでも有名ですが、今回公開された新型P25は、インプレッサワールドラリーカーがWRCデビューを果たしてから25周年を記念して、レストア&モディファイされたスペシャルモデルとして登場します。

一体どのようなエクステリアに仕上げられたのか?早速チェックしていきましょう。


当時の姿を残しつつ現代的なモデルへとアップデートされたデザイン

こちらが今回公開された新型P25のティーザースケッチ画像。

プロドライブ曰く、2022年6月に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブスピード2022にて実車を発表する予定とのことで、既に開発自体はスムーズに進められているそうです。

今回先立って公開されたティーザースケッチを見ていくと、確かに初代インプレッサWRXや、ハイパフォーマンスモデルのインプレッサ22B STi、そしてGC型WRC97を彷彿とさせるようなエクステリアに仕上げられています。

大きく外側に張り出したブリスターフェンダーは、インプレッサ22B STiからインスピレーションを受けつつ、更にボディカラーはソニックブルーで仕上げられるとのことで、まさに過去から現代へと蘇る魅力的な一台となりそうです。

どうやらMTではなくパドルシフト付セミオートマになるようだ

なおプロドライブのプレスリリースによれば、新型P25はベースのインプレッサWRXよりも更に強力・軽量で取り扱い性も大幅に向上しているとのこと。

具体的には、排気量2.5L 水平対向4気筒ターボエンジンを搭載することで、最高出力406ps以上を発揮するとのことですが、トランスミッションはさすがに当時の5速MTではなく、6速セミオートマのパドルシフトを採用するそうです。

「WRX=MTでしょ!」と思う方も多いとは思いますが、この点はプロドライブ独自の考えがあるのかもしれないですし、2022年6月の公式発表にて真相が明らかになればと思います。

そしてシャシーについても、更なる軽量化を目的にカーボンファイバを広範囲に使用しているとのことですが、内外装にもカーボンファイバが使用されるのかは不明。

22B STiをモチーフにしていることもあり、盗難被害だけは避けたい所

ちなみに今回、P25のモチーフの一つとなったインプレッサ22B STiですが、世界限定425台のみ製造され、内訳としては、日本市場には400台、イギリス市場に16台、オーストラリア市場に僅か5台のみ輸出されました(残り4台は不明)。

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今回公開されるP25は、インプレッサ22B STiの熱狂的なファンの要望にも応えたモデルともいわれていて、プロドライブ創設者のDave Richards氏も「オリジナルのインプレッサ22B STiは、スバルの最も象徴的なものと見なされており、非常に人気があります。私たちは、最新のテクノロジーを適用して、自動車の歴史の中で確立された車の独自の現代的な解釈を作成することにより、その車を特別なものにし、すべてを強化したいと考えました」とコメント。

VAB型のWRX STIをも圧倒する1台だと思われますが、今のところP25が日本市場にも販売されるのか、それともイギリス市場向けのみに販売されるのかは明らかになっていませんが、仮に日本でも販売されるとなると、やはり最も心配したいのは”盗難被害”ですし、すぐに高額値で転売される可能性も考えられるかもしれません。

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