日本仕様のフルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイル(T33)主要諸元をチェック!気になるVCターボ+e-POWERのパフォーマンスや燃費は?

2022-07-06

ようやく新型エクストレイルe-POWERの具体的なスペックが明らかになってきた

2022年7月下旬に発売予定ながらも、昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足で生産時期や発売時期が変更される恐れもある日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイル(Nissan New X-Trail, T33型)ですが、当ブログではこれまで、グレード構成やパワートレイン、ボディカラー、グレード別主要装備といった細かな情報をお伝えしてきました。

今回は、同車の主要諸元(具体的なパワートレインや出力/トルク、燃費等)をご紹介していきたいと思います。

2022年の日産は、ビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(New Fairlady Z, RZ34)に始まり、新世代ピュアEV軽の新型サクラ(New SAKURA)、ビッグマイナーチェンジ版・新型キックスe-POWER(New Kicks)と魅力的なモデルたちが次々登場予定なので、今回の新型エクストレイルe-POWERも日産も重要な柱となっています。

競合他車には、トヨタ新型ハリアー(Toyota New Harrier)/RAV4、スバル・フォレスター(Subaru Forester)などが挙げられますが、これらに比べてどのようなスペックを持つのか?早速チェックしていきましょう。


新型エクストレイルe-POWERのボディサイズは、現行T32に比べるとコンパクトに?

まずは新型エクストレイル(T33型)のボディサイズですが、全長4,660mm×全幅1,840mm×全高1,720mm、ホイールベース2,705mmとなります。

既に北米市場向けや中国市場向け、欧州市場向けのプレスリリースでもボディサイズは明らかになっていましたが、日本仕様は今回が初めてだと思われます。

特に全幅1,840mmは、都会のパレット式駐車場(1,855mm)にも収納できるサイズ感。

先代T32型が、全長4,690mm×全幅1,820mm×全高1,740mm、ホイールベース2,705mmなので、T33は全長-30mm/全幅+20mm/全高-20mm、ホイールベース±0mmとワイド&ローになりますし、プラットフォームも三菱の新型アウトランダーPHEVと同じCMF-CDを採用するため、フレーム剛性も大幅に向上しているとのこと。

このサイズ感だと、競合モデルとなるであろうトヨタ新型ハリアー/RAV4や、スバル・フォレスター3車の丁度中間的な立ち位置になるため、日産としてもユーザーの声に耳を傾けつつ、それらをフィードバックして使い勝手の良いミドルサイズSUVを狙ってきたのではないかと予想されます。

◇トヨタ・ハリアー:全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mm、ホイールベース2,690mm

◇トヨタRAV4:全長4,600mm~4,610mm×全幅1,855mm~1,865mm×全高1,685mm~1,735mm、ホイールベース2,690mm

◇スバル・フォレスター:全長4,640mm×全幅1,815mm×全高1,715mm、ホイールベース2,670mm

室内の広さは(数値だけで見ると)少し狭くなる印象?

続いて室内の広さについてですが、室内長1,980mm~1,990mm×室内幅1,540mm×室内高1,255mmとなります。

唯一「3列7人乗り」がラインナップされる中間グレードX[e-4ORCE]だと、室内長は2,500mmを超えてきますが、2列5人乗り仕様でもハリアー/RAV4/フォレスターに十分対抗できる広さを提供していると思われます。

ちなみに先代T32型は、室内長2,005mm×室内幅1,535mm×室内高1,270mmとなるため、T33型に比べると室内長・室内高ともに大きいことから、若干室内が狭くなるものの、シート形状や着座位置によっては感覚的な広さも変化してくると思いますし、この辺りは実際に乗降りしてみて評価して見た方が良さそう。

2ページ目:新型エクストレイルe-POWERの燃費や出力/トルクは?