ホンダ新型ZR-Vの実車が世界初公開!これまで不明だった内装も明確になり、新型ステップワゴン/シビックと同等のデジタルメーターやステアリングを採用へ
遂に新型ZR-Vの実車が中国で一足先に世界初公開!
2022年秋頃に日本市場でも発売予定の新世代CセグメントSUVモデルとなる新型ZR-V。
北米市場ではHR-Vとして販売され、中国ではZR-V(中国表記:致在[Zhizai])として販売される予定ですが、今回中国にて実車の内外装デザインが世界初公開されました。
2022年5月29日より開催された広東・香港・マカオグレーターベイエリアモーターショーでは、主にピュアEVモデルを中心に新型車が続々と発表されていますが、中国市場向け新型ZR-Vはノンハイブリッドモデル。
つまりガソリンモデルとなるわけですが、内外装デザイン含めどのようなパワートレインを採用するのか?チェックしていきましょう。
新型ZR-Vのエクステリアをチェックしていこう
こちらが今回、中国にて一足早く世界初公開された新型ZR-Vのエクステリアデザイン。
新型ヴェゼル(New Vezel)とCR-Vの中間的な立ち位置となるCセグメントSUVで、日本市場ではトヨタ新型カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)やマツダCX-30、スバルXVなどが競合モデルになるようです。
先代シビックに採用されていたポリメタルグレー風のボディカラーに設定された新型ZR-Vを見ていくと、滑らかなボディラインとグロスブラック仕上げのフロント・リヤフェンダーは都会派SUVのような仕上がりに。
欧州車を連想されるような個性的なフロントマスク
真正面から見ていくとこんな感じ。
これまでのホンダのデザイン言語は少々異なり、コンパクトでワイドなハニカム形状のフロントグリルが設けられ、グリルパターンはヘキサゴン形状を採用。
どことなくマセラティ・レヴァンテ(Maserati Levante)のような欧州チックな顔つきで力強さもあります。
ヘッドライト意匠は、これまでのホンダのラインナップ同様に、新型ステップワゴン(New STEPWGN)風のL字型LEDデイライトと三眼LEDヘッドライトが採用されます。
丸みを帯びたステーションワゴン風SUV
サイドビューもチェックしていきましょう。
丸みを帯びた伸びやかなボディスタイルが印象的で、SUVというよりも「ステーションワゴンをリフトアップ」したようなサイド。
中国では、「華風」と呼ばれる”魅力的でシンプル”なデザインコンセプトを採用していて、ウエストラインはフロントフェンダーからテールライトまで伸びており、車全体がよりシャープに見える仕上がりに。
なお中国仕様の新型ZR-Vのボディスタイルは、全長4,568mm×全幅1,840mm×全高1,621mm、ホイールベース2,655mmとなるため、まさに新型ヴェゼルとCR-Vの中間的なサイズ感。
そして、今回展示されているモデルはハイエンドグレードになるため、足もとには18インチのマルチスポークアルミホイールを装着しますが、エントリーグレードになると17インチにダウンします。
敢えて一文字を採用せずにジープっぽいテール意匠
こちらはリヤクォータービュー。
リヤエンドに向けて流れるように収束していくようなボディラインは美しく、リヤテールランプも昨今のトレンドになっている一文字テールランプを採用していません。
真後ろから見るとこんな感じ。
テールランプ意匠は、どことなくジープっぽさも見受けれますが、リヤウィンカーは豆球ではなくLEDを採用するとのこと。
そしてリヤテールゲートには、「広汽本田」「ZR-V 240」のバッジを貼付。
参考までに、中国では「240」という数値は排気量やエンジン出力ではなく、最大トルクの数値を意味しているそうです。
そしてマフラーは、両サイド1本出しを採用しつつも、スクエア風のエキゾーストフィニッシャーをリヤロアバンパーに集約することでスタイリッシュに。
リヤロアバンパーはグロスブラックに仕上げられていますが、エントリーグレードになると無塗装ブラックになるそうで、グレード別の装備内容は新型ヴェゼルに近い印象です。