日本仕様のマツダ新型CX-60が遂に2022年6月24日より先行予約受注を開始!「ミドルサイズSUVでも最小回転半径は5.4m」「既に納期2022年末以降に延びている模様」

2022-07-06

リークされた当初は否定的な意見がほとんどだったが…?

さてさて、2022年秋頃に発表・発売予定といわれていたマツダの新世代CXシリーズ&ラージ商品群第一弾の新型CX-60ですが、遂に2022年6月24日に先行予約受注を開始し、同年9月より発売することを明らかにしました。

既に全国のマツダディーラーでは、新型CX-60の見積もり作成並びに先行予約の受付をスタートしていますが、一番の注目トピックはラージ商品群初となる「後輪駆動(FR)&直6エンジン」が採用されるということ。

日本仕様の新型CX-60では、以下の通りにてラインナップされることが決定しています。

◇25S・・・排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンSKYACTIV-G 2.5
・最高出力:188ps/6,000rpm
・最大トルク:250Nm/3,000rpm
・WTLCモード平均燃費:13.0km/L~14.2km/L

◇XD・・・排気量3.3L 直列6気筒ディーゼル直噴ターボSKYACTIV-D 3.3
・最高出力:231ps/4,000rpm~4,200rpm
・最大トルク:500Nm/1,500rpm~3,000rpm
・WTLCモード平均燃費:18.3km/L~19.8km/L

◇XD-HYBRID・・・排気量3.3L 直列6気筒ディーゼル直噴ターボ+マイルドハイブリッドe-SKYACTIV-D
・最高出力:254ps/3,750rpm
・最大トルク:550Nm/1,500rpm~2,400rpm
・WTLCモード平均燃費:21.0km/L

◇PHEV・・・排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジン+PHEV e-SKYACTIV PHEV
・最高出力:未定(2022年6月22日現在)
・最大トルク:未定(2022年6月22日現在)
・WTLCモード平均燃費:未定(2022年6月22日現在)

こうしてみると、直6ディーゼルターボ&マイルドハイブリッドで21km/Lってかなりの低燃費ですね。

しかもガソリン/ディーゼル(軽油)共に燃料タンク容量は58Lなので、直6マイルドハイブリッドでも無給油1,000kmも実現できるかもしれません。


新型CX-60は「走りの楽しさと歓び」に注目したい

改めて新型CX-60のエクステリアをチェックしていきましょう。

ラージ商品群ということもあり、ボディサイズも全長4,740mm×全幅1,890mm×全高1,685mmと非常にワイド&ロースタイルで、近年トレンドになっているクーペライクなSUVを取り入れつつも、ドッシリ感と高級感も持たせたSUVという印象。

後輪駆動ベースのSKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャーを採用していることもあり、フロントノーズは非常に長く、キャビンも後方寄りでワゴンチックな印象も受けますし、パワーバランスを考慮したスタイリングであることは確か。

NDロードスターにも採用されているKPC付なのは嬉しい

なお新型CX-60では、人馬一体の走りの楽しさをさらに高めるために現行NDロードスターにも採用されている「キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)」が設定され、日常域でスムーズに動くサスペンション構造を活かしながら、ハイスピードのコーナリングにおいてもより一体感があり、より安定した旋回姿勢を実現しているとのこと。

新型CX-60は、高級感のある内外装デザインに注目されがちではありますが、こういった「実際に走らせてわかる魅力」が隠されているのだと考えられますし、走りの良さに期待して検討・購入している方も多いのではないかと思います。

最小回転半径はコンパクトな5.4m

ちなみに新型CX-60の最小回転半径ですが、これだけワイド&ローなボリューム感を持ちながらも、僅か5.4mと非常にコンパクト。

これも後輪駆動(FR)の恩恵を受けてのスペックだと思われますが、駆動方式は違えど、前輪駆動(FF)ベースのトヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)/RAV4の5.5mよりも小回りが利きますし、スバル・フォレスター(Subaru Forester)と同じ小回り感というのも驚きだと思います。

2ページ目:内装はレクサス新型NX/RXと比べると高い?