とんでもない金額になりそうだな…ラフェラーリのプロトタイプモデル・フェーズ1~3が競売にまとめて出品へ!一体どのようなルート(方法)で入手・購入したのだろうか…
引き続き、ラ・フェラーリのプロトタイプモデルを見ていこう
フェーズ2:F150 Mulotipo MP1(2012年)
先程はプロトタイプの第一弾となるフェーズ1でしたが、今度は第二弾となるフェーズ2の2012年式のF150 Mulotipo MP1。
こちらは「Second-Phase Mechanical Development Car」と呼ばれていて、製造前のカーボンファイバーシャシータブに配置されているため、テールセクションが非常に長くなっています。
そのため、先ほどのフェーズ1や量産仕様のラ・フェラーリに比べて外観が大きく異なるわけですが、他のフェラーリモデルには見られないボディとトリムコンポーネントを備えていることから、相当なプレミアがついているともいわれています。
フロントヘッドライトは458イタリアベースではなく、なぜかFFがベースになっていて、しかしサイドミラーは458イタリアがベースになるなど、ちょっとユニークなエクステリアに。
あとはホイール締結も、458の5穴タイプではなくセンターロック式へと変更されているのが確認できますね。
フェーズシリーズの中でも3.5万km以上と最も走られている
なお走行距離は36,068kmと結構走られていて、おそらく量産仕様&中古車市場にて流通しているラ・フェラーリよりも多く走られたモデルではないかと思われます。
ちなみに2012年式 F150 Mulotipo MP1のハイライトは以下の通り。
◇ラ・フェラーリ第2フェーズのプロトタイプ、第2ファミリーカー
◇内部的にはF150 Mulotipo MP1
◇テクニカルカーボンファイバー製のプロトタイプシャーシ&タブ
◇最終レイアウトに基づくプロトタイプ駆動列
◇タイプF140FD第2世代V型12気筒エンジン
◇プロトタイプハイブリッドHY-KERSシステム
◇プロトタイプエンジンベイのレイアウト
◇プロトタイプのボディとトリムはユニークで、他のフェラーリ車から派生したものではない
◇2012年3月から2013年8月までの間に開発プロトタイプとして機能し、すべての機械システムとその開発を統合
◇マットブラックペイント
◇ホワイトビニールのラウンデルとピレリのグラフィック
◇フロント19インチとリヤ20インチのタイヤホイールを装着
◇ピレリP-ゼロタイヤ
◇カーボンファイバーパネル、プレキシグラスウィンドウ、LaFerrariデジタルディスプレイを備えた加工ダッシュを備えた質素なインテリア
◇走行距離36,068km
◇フェラーリクラシケ認定
フェーズ3:F150 Prototipe Preserie PS1(2014年)
そして最後が、第三弾となるフェーズ3の2014年式のF150 Prototipe Preserie PS1。
こちらは「Third-Phase Pre-Series Illustrator」と呼ばれていて、量産仕様のラ・フェラーリとヴィジュアル的にもほぼ同じ。
ボディカラーもおそらくロッソ・コルサ(Rosso Corsa)にペイントされ、最も量産仕様に忠実なプロトタイプといえるのではないかと思います。
なおこのプロトタイプに関しては、F150と記されたステアリングホイールの小さなエッジも備えられ、高速度域での空力特性を評価するエアロパーツなども装備されています。
もちろん、リヤミドシップにはV型12気筒自然吸気エンジンが搭載され、ハイブリッドシステムHY-KERSによる圧倒的なパフォーマンスも提供しますが、仮にこのモデルを落札した人物がいるとすれば、公道や私有地にて走らせることなく、ガレージもしくはコレクションスペースにて飾っておくのではないかと思います。
そして2014年式のF150 Prototipe Preserie PS1のハイライトは以下の通り。
◇ラ・フェラーリ第3フェーズのプロトタイプ、第3ファミリーカー
◇内部的にはF150 Prototipe Preserie PS1
◇このプロトタイプは、最終的な車と視覚的に同一
◇プロトタイプの付属品とコンポーネントを備えた最終のタイプF140FEV-12
◇最終のハイブリッドシステム
◇決定的なカーボンファイバーシャーシ&タブ
◇プロトタイプ部品を備えた決定的なアクティブエアロシステム
◇ロッソ・コルソとマットブラックペイント
◇ホワイトビニールのラウンデルとピレリのグラフィック
◇フロント19インチ、リヤ20インチのタイヤホイール
◇ピレリP-ゼロタイヤ
◇黒のパイピングが施された赤いレザーシート
◇カーボンファイバーダッシュとコンソールアクセント
◇走行距離16,348km
◇フェラーリクラシケ認定
最後にこれら3種類のプロトタイプは、2022年8月18日~22日に開催されるMecum Montereyオークションにて出品される予定です。
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Reference:MecumAuction①、②、③