フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アルファードは本当に2023年5月発売で確定?なおトヨタディーラーにはどのような情報が展開されている?

2022-07-06

部品供給不足や半導体の供給不足で生産・発表・発売時期が不安定ななか、約1年先の情報が確定するとは言い難いが

2022年6月末で30系が受注一旦停止となり、いよいよ2023年夏頃に向けてフルモデルチェンジへの切り替えが期待されるトヨタ・アルファード(Toyota ALPHARD)。

更に2022年7月下旬には、日本限定100台のみとなる特別仕様車アルファード”スペーシャスラウンジ(Spacious Lounge)”が販売される予定ですが、おそらくこの特別限定モデルをもって、30系アルファード/ヴェルファイアの販売が終了するものと予想されます。

こうしたなか、フルモデルチェンジ版・新型40系アルファードが2023年5月に発売確定との情報が展開され話題となっています。


なぜ「2023年5月に発売確定」という情報が展開された?

今回この情報が展開されているのは国内自動車情報誌ベストカーさんで、その見出しには「【緊急入電】現行アルファード 新型が出る1年前にまさかの受注停止!新型は2023年5月発売確定!!!」と大胆に記載。

新型が2023年5月発売確定と記載しているのは、ベストカーさんがトヨタディーラーに独自取材したところ、既に現行アルファード/ヴェルファイアの納期が2023年4月末以降になっているため、当初の計画となっている新型に切り替わるタイミングが「2023年5月」であることから、早期的に現行モデルの受注を停止したことで、その情報が浮上したというもの。

ただ、1年近く先の情報に対して、「2023年5月に次期アルファードが発売確定」と言い切ってしまうのはあまりにもリスクが高く…

っというのも、既に多くの方がご存じの通り、昨今の諸事情による部品供給不足や、半導体の供給不足が影響し、生産や発表・発売時期が延期となっている例もあるため、どんなにトヨタの主力モデルといえども、必ずしも2023年5月に発売できるとは言い切れないと思うんですね。

新型シエンタも発表間近にして約1か月ほど延期に

via:Twtitter

その最も身近な例として、当初2022年7月中旬に先行予約がスタートし、同年8月2日に発表予定だったフルモデルチェンジ版・新型シエンタ(New Sienta)も、部品供給不足や半導体の供給不足が影響し、同年8月下旬に発表時期をズラしていますからね。

今から約1年先の未来のことを予見することは難しく、直前になって状況が悪化することも十分に考えられますから、そう考えると新型アルファードの2023年5月発売というのは、まだまだ非現実的なところだと思います。

そして営業スタッフさんも、このご時世だからこそ「発売時期」や「納期」に関しては、かなりデリケートな部分もあると思いますし、このタイミングで断言してしまうと「あのとき言った、言わない」の水掛け論になってしまうため、そういったリスクを負ってまで安易な発言をするとは考えにくいと思うんですね(あくまでも私の勝手な推測ですが…)。

2ページ目:新型アルファードは一体どんなモデルになると予想される?