まさかの「月産0台?」2022年7月「3回目」の工場生産・稼働停止計画が更新!フルモデルチェンジ版・新型ノア/ヴォクシーは7月後半の生産も絶望的に
元町工場・第1ラインは、実質「2022年7月の生産台数0台」だと思われるが…
トヨタが定期的に情報更新している国内工場生産・稼働停止計画ですが、2022年7月11日のトヨタ公式プレスリリースより、同年7月「3回目」となる工場生産・稼働停止計画が公開されました。
昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足により、今回は「元町工場第1ラインでの稼働停止期間を延長」したとのことで、2022年7月のグローバル生産台数80万台程度は変わらず(国内約25万台、海外約55万台)、そして影響台数としては約4,000台にものぼるとのこと。
具体的にどのモデルが大きく影響しているのか早速チェックしていきましょう。
2022年7月「3回目」の工場稼働・生産停止スケジュールをチェックしていこう
早速、2022年7月11日のトヨタ公式プレスリリースにて公開された2022年7月「3回目」の工場生産・稼働停止スケジュールをチェックしていきましょう。
新たに追記されているところは太字で記載しています。
【2022年7月の工場生産・稼働停止スケジュール一覧[修正版](全14工場28ライン中 → 1工場1ライン)】
[トヨタ自動車・元町工場・第1ライン]
◇クラウン/ノア/ヴォクシー/ミライ/bZ4X・・・2022年7月1日(金)、4日(月)~8日(金)、11日(月)~15日(金)、18日(月)~22日(金)、25日(月)~29日(金)の計21日間[トヨタ自動車・元町工場・GRライン]
◇GRヤリス・・・2022年・・・2022年7月1日(金)、4日(月)~8日(金)、11日(月)~15日(金)の計11日間[トヨタ自動車・元町工場・少量ライン]
◇レクサスLC・・・・・・2022年7月1日(金)、4日(月)~8日(金)、11日(月)~15日(金)の計11日間[トヨタ自動車・高岡工場・第2ライン]
◇ハリアー/RAV4・・・2022年7月1日(金)、4日(月)~8日(金)、11日(月)~15日(金)の計11日間[トヨタ自動車・田原工場・第3ライン]
◇レクサスLS/IS/RC/RC F/NX・・・2022年7月1日(金)の1日[トヨタ自動車東日本・岩手工場・第1ライン]
◇C-HR/アクア・・・2022年7月1日(金)の1日[トヨタ自動車東日本・岩手工場・第2ライン]
◇アクア/ヤリス/ヤリスクロス・・・2022年7月1日(金)の1日間[トヨタ自動車東日本・ 宮城大衡工場]
◇ヤリスクロス/シエンタ/カローラアクシオ/カローラフィールダー/JPN TAXI・・・2022年7月1日(金)の1日間[トヨタ車体・富士松工場・第2ライン]
◇ノア/ヴォクシー・・・2022年7月1日(金)の1日間[トヨタ自動車・吉原工場・第1ライン]
◇ランドクルーザー300/レクサスLX・・・2022年7月1日(金)の1日間[トヨタ自動車・吉原工場・第2ライン]
◇ランドクルーザー70・・・2022年7月1日(金)の1日間via:Toyota
以上が2022年7月「3回目」の国内工場生産・稼働停止計画となりますが、今回も主要モデルとなる新型ノア/ヴォクシー/MIRAI/bZ4Xが生産停止の対象となっています。
bZ4Xはハブボルト締結によるアルミホイールの脱落不具合が影響で製造停止に?
まず今回の工場生産・稼働停止で、「なぜ停止したのか?」が明確なのは新型bZ4Xだと思われますが、その理由が「ハブボルト締結によるタイヤアルミホイールの脱落」。
既にトヨタ公式もリコールを届け出済みで、大阪などで開催予定だった試乗会を急きょ中止にするほどに深刻な問題とされています。
一刻も早い改善に期待したいところですが、一方でハブボルト締結が採用されているレクサス新型NX/IS、そしてレクサス新型RX/トヨタ新型クラウンにも採用されるため、これらのモデルに影響しないかも不安なところです。