(2023年)フルモデルチェンジ版・ポルシェ新型911GT3RSが遂に世界初公開!出力525馬力で更にパワーアップ、ダウンフォース量は911GT3の約3倍、価格は日本円に換算して約3,020万円から
(2023年)ポルシェ新型911GT3RSを引き続き見ていこう
ダウンフォース量は先代GT3RSよりも約2倍、GT3よりも約3倍
引き続き、ポルシェ911GT3RSを見ていきましょう。
この巨大リヤウィングに加え、さりげなくコンパクトなダックテールスポイラーも確認することができますが、相当な空力性能を備えているのでしょうね…ちなみにダウンフォース量としては、200km/hの時点で合計409kg、更に285km/hにまで上ると860kg発揮するとのことで、これは先代911GT3RSに比べて約2倍、そして911GT3に比べて約3倍のダウンフォース量になります。
足もとについては、フロント20インチ/リヤ21インチのセンターロック式ホイールを装着しますが、タイヤ銘柄はミシュラン製パイロットスポーツカップ2(フロント275/35 R20、リヤ335/30 R21)。
ブレーキディスクは315mm→335mmへと拡大され、標準装備の鉄製ブレーキ(PCCB:ポルシェカーボンセラミックブレーキはメーカーオプション)を装備。
車体重量も1,450kgに抑えられています。
インテリアはとにかくスパルタン
続いてインテリアを見ていきましょう。
フロントフェンダーラインに続く顕著な折り目が特徴のカーボンファイバードアパネルを開くと、見るからにレーシーでタイトな世界へ…なおシートはカーボンファイバ製&本革バケットシートとレッドアクセントのシートベルト、そしてロールケージが備わったスポーツパッケージを設定しています。
そしてこちらがコックピット周り。
6速MTかと思われたセンターシフトは7速PDKギアボックスを装備し、この点は新型911GT3と同じレイアウト。
更にセンターインパネには鍵盤タイプのスイッチが確認でき、ステアリングホイールには4つの異なるロータリードライブモードセレクターを備えることで、ダンピングやリアディファレンシャル、走行モードなどの機能を個別に制御できます。
メーター類はこれまでの流れを踏襲して5連タイプを継承し、しかしセンターの加速度メーターだけはアナログタイプのセミデジタルに。
メーターバックや針がイエローに仕上げられているのもオシャレですね。
ヴァイザッハパッケージも準備
続いて新型911GT3RSのオプション関係ですが、最大限の軽量化を求めるドライバーのためにヴァイザッハパッケージをラインナップしていて、これを設定すると以下が装備されるとのこと。
◇カーボンファイバ製フロントリッド
◇カーボンファイバ製ルーフ
◇スチールロールケージとアンチロールバー
◇一部のサスペンションコンポーネントをカーボンに変更
◇鍛造マグネシウムホイール(8kgの軽量化に貢献する)
◇モータースポーツから派生したマグネットテクノロジーをPDKパドルシフトに導入
気になる新型911GT3RSの価格帯は?
最後に気になる価格帯ですが、2022年8月18日時点での日本市場向け価格は明らかになっていないものの、ドイツでは229,517ユーロ(日本円に換算して約3,150万円)から、アメリカでは223,800ドル(日本円に換算して約3,020万円)から、そして巨大市場となるアメリカでは2023年春頃よりデリバリースタート予定となっています。