2010年式付近の日産セレナ(C26型)/トヨタ・ランドクルーザープラド(120系)のホワイトパール塗装剥がれ報告続々!ここまで報告例が多くとも変わらずリコール/改善対策の対象に含まれない模様

メーカー側がリコール/改善対策を届け出しない以上、塗装剥がれ報告はどんどんと増えて信頼が下がるばかり

さてさて、当ブログにて定期的に取り上げているトヨタ/日産の2010年式付近モデルにて発生しているホワイトパール塗装剥がれ問題について。

トヨタのホワイトパール塗装剥がれ問題については、既にトヨタ公式も2010年式の以下のラインナップモデルを対象に、3年保証→10年保証に延長対応していますが、それ以外にて発生しているモデルの塗装剥がれについては無償修理で対応を行っていないとのこと(有償修理だと数十万円~100万円レベル)。

◇アルファード/ヴェルファイア

◇ハイエース/レジアスエース

◇iQ

◇カローラルミオン

◇オーリス

◇ウィッシュ

なおホワイトパール塗装剥がれ問題について、日本だけでなくオーストラリアでも同様の問題が発生していて、その対象モデルもカローラシリーズやランドクルーザープラド(Land Cruiser Prado)、RAV4、カムリ(Camry)といった主力モデルの報告例が多く、しかしこれらのモデルに関しては保証対象に含まれていないそうです。

そして今回、また新たに日本国内にて2010年式付近のランドクルーザープラド(120系)と日産セレナ(C26型)のホワイトパール塗装剥がれの報告が挙がっています。


広範囲に渡って塗装剥がれが発生している日産セレナ(C26型)

まずは2010年式の日産セレナ(C26型)のホワイトパール塗装剥がれについて。
※ブログ読者①様より提供頂いた画像

2020年辺りに中古車として購入した際は、特にこれといった塗装剥がれなどは起きていなかったそうですが、購入後1年が経過したあたりから、少しずつリヤウィンドウ周りの塗装が剥がれてきたそうで、最初は「飛び石のダメージかな?」と思われたそうですが、徐々にその塗装剥がれの面積が拡大し、上の画像の通り”ペリペリっ”とラッピングの様に剥がれているのが確認できます。

ディーラーでは基本的に有償修理の対応

時間が経つにつれ、塗装表面の剥がれる面積が更に大きくなっているのが確認できますが、ここまで来るとタッチアップペンでの処理でも間に合わず、更に拡大する恐れも。

なおこの問題については、オーナー様も日産ディーラーに相談してみたところ、やはり再塗装の無償修理は対応しておらず、有償修理のみでの対応とのこと(ディーラーによっては有償修理すら受け付けていないところも)。

なお塗装剥がれについては、リヤクォーターウィンドウ周りだけでなく、トップルーフ付近も徐々に塗装剥がれが発生。

気が付けばボディのあらゆるところで塗装剥がれが生じてしまい、2年ほど前に購入したときとは別の姿に。

こうした塗装剥がれは全国規模で発生しているからこそ、メーカーとしての考えを明確にしてほしい

なおオーナー様曰く、C26型セレナの保管は基本的に青空駐車とのことで、以前より噂されている通り大雨や太陽光などによる影響もあるのかもしれませんね。

とはいえ、これだけの被害を受けて最終的に有償修理以外受け付けないというのも正直納得しづらい部分もありますし、ましてや塗装剥がれの被害は一人だけではなく全国規模で生じているのも事実ですし、この問題を受けてトヨタも改善対策として無償修理期間を延長するほどですから、日産メーカーとしての考えも明確に示してほしいところです。

2ページ目:トヨタ・ランドクルーザープラド(120系)の塗装剥がれも