そうはならんやろ…盗んだマツダ6でバスターミナルに侵入→階段を登ろうとするも立ち往生→手すりに挟まれ脱出不可→消防隊が駆けつける事態に

他人を巻き込むような事故につながらなかったことが不幸中の幸いではあるが…

2022年8月22日、スペイン・マドリード州にてマツダのセダンタイプとなるMAZDA6(日本名:アテンザ)の盗難が発生し、同車のオーナーはすぐさま警察に通報。

その後、MAZDA6はすぐに見つかったそうですが、とんでもない状態で発見され、車体は傷だらけの状態だったそうです。

一体なぜこのような事態となってしまったのでしょうか?

実はこのMAZDA6を盗んだ犯人は、現場から裏ルートを使って離れるためにエリプティカ広場バスターミナル内へと侵入し、更にターミナル内にある階段を登って逃走を図ろうとしたそうです。

しかしながら、その方法はあまりにも無謀で、且つ消防隊や警察が駆けつけるほどの大掛かりな事態へと発展することになります。


まさかバスターミナルの階段を登って逃走するとは

上の画像が、エリプティカ広場バスターミナル内にある階段になりますが、見ての通り盗んだ犯人は、MAZDA6の車幅と階段の両サイドにある手すりの幅を把握できなかったのか、MAZDA6で階段を登っていくなか、何と手すりに挟まってしまい脱出することが不可能に。

手すりに挟まってしまった以上、前に進むことも後ろに戻ることもできず、おまけにドアも開けることができないため、ドライバーは完全に閉じ込められることになります。

幸い、この日は夜中の平日だったため、人通りもほとんどなく他人を巻き込むような事故につながらなかったので良かったものの、盗難被害を受けたオーナーのMAZDA6はボロボロに。

当時バスターミナル内にいた係員が警察に通報するも、結局のところ車を脱出させない限りは取り押さえることも難しいため、救急隊の牽引作業が完了した後に取り押さえることに。

盗まれたオーナーからしたら溜まったもんじゃないだろうな…

何とか手すりから脱出したMAZDA6ですが、上の画像にもある通り擦り傷や凹み傷で痛々しいことに…

ちなみにこの後、車を盗んだ犯人は身柄を拘束されることになりますが、どうやら違法薬物に指定されているコカインを使用していたことが判明し、すぐに病院へと搬送されることになります。

その後、犯人はMAZDA6だけでなく他の車種も盗んでいたことが発覚していますが、そのほとんどの車両が傷だらけで道端に放置していたそうです。

恐らく禁止薬物により幻覚を見ていた恐れがあり、その状態で運転したことで自損事故を起こしていたのではないかと予想されます。

階段を疾走するシーンはミニミニ大作戦のようにも見えるが?

それにしても…改めてこういった現場を見ると、映画「ミニミニ大作戦」にてミニクーパーが階段を疾走するシーンを思い出しますが、犯人はこの映画のワンシーンに憧れていたのかもしれせん。

とはいえ、一番の被害は車を盗まれたオーナーさんですし、今後このMAZDA6が修理されて返還されるのか気になるところです。

【Vehículo dentro del Intercambiador de Plaza Elíptica】

2ページ目:階段を上り下りするジムニーの動画も話題に!そして手すりに挟まって脱出できなくなったスバル・フォレスターも