スズキ新型ソリオ/イグニス/スイフト/三菱デリカD:2にリコール!エンジンの不具合により火災の恐れあり…なおスズキは本モデルを対象に約40万台のリコールを届け出たばかり

最悪の場合、エンジンオイルが滴下して火災に至る恐れあり

スズキの主要モデルとなる新型ソリオ/イグニス/スイフト/三菱デリカD:2の4車種・計63台にリコール。

不具合内容としては、エンジンのブローバイガス還元装置において、PCVバルブが不完全な状態で組み付けたものがあるとのこと。

経年劣化した場合、挿入部からエンジンオイルが漏れる可能性があり、最悪の場合、排気管にエンジンオイルが滴下して火災に至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

ちなみにこのリコールですが、スズキ公式が2022年9月8日に公式プレスリリース(リコール届出番号5196)したものとなりますが、なぜか国土交通省のプレスリリースでは公表されなかった情報のため、もしかすると今後の少数規模でのリコール一覧にまとめて公開されるのかもしれませんね。

何れにしても、最悪の場合は火災に至るおそれのある非常に危険な不具合ですから、一日も早く改善されてほしいところです。


対象モデルをチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は起きておれず、不具合件数は明らかになっていないものの、市場からの情報により明らかなった場合、メーカーでは探し出すことができず、顧客の報告によって明らかになったということも考えられるかもしれませんね(個人的にメーカーのリコールは、市場からの情報なのか、社内からの情報によって、そのメーカーの危険意識のレベルが異なるものと考えている)。

【リコール or 改善対策対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[イグニス]
・5AA-FF21S/FF21S-301548~FF21S-301561/令和4年6月23日~令和4年6月27日/4台

[ソリオ]
・5BA-MA27S/MA27S-107057~MA27S-107163/令和4年6月21日~令和4年6月28日/13台

・5AA-MA37S/MA37S-133190~MA37S-133357/令和4年6月27日~令和4年6月28日/20台

・5AA-MA37S/MA37S-627117~MA37S-627215/令和4年6月27日~令和4年6月28日/8台

[スイフト]
・5AA-ZC43S/ZC43S-400439/令和4年6月24日/1台

・5AA-ZC53S/ZC53S-407725~ZC53S-407735/令和4年6月22日~令和4年6月24日/2台

・4BA-ZC83S、5BA-ZC83S/ZC83S-414184~ZC83S-414254/令和4年6月21日~令和4年6月27日/4台

改善措置としては、全車両、PCVバルブの挿入状態の点検を行い不完全な場合には、正しい位置に修正するリコール作業を実施するとのことです。

2ページ目:スズキは半年ほど前にも40万台超えの大量リコールを届け出たばかり?!