やっぱりハイオクの影響は大きい?フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーで高速道路 約180km走行!レギュラーに比べて+1.5km/Lも高い約19km/Lの低燃費に

条件は異なるにしても、レギュラーガソリンよりも低燃費記録をたたき出せたのは大きい

前回のブログにて、私に納車されたトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z[2WD]に初のハイオクガソリンを給油したことをお伝えしました。

ちなみに私が所有している新型ヴォクシーは、カタログ表記では無鉛レギュラーガソリンの給油を推奨しているものの、ハイオクガソリンを満タン給油することも、若干残ったレギュラーガソリンにハイオクガソリンを混合することも特段問題はないと云われています(1970年代は有鉛ガソリンでしたが、現在は無鉛ガソリンを採用している)。

なぜハイオクガソリンを給油するの?

ハイオク(無鉛プレミアム)ガソリンを給油する目的としては、ただ単純に走行時に蓄積するカーボンを除去してエンジン寿命を延ばすだけでなく、オクタン価が高いハイオクを投入することで燃えにくくなり、混合気の圧縮比が大きくなることで燃焼時のエネルギーが強くなるから。

つまりは、エンジンコンディションを安定的にキープして効率よくエンジン内でガソリンを燃焼することで、燃費向上やノッキング(異音)を減らしてくれるメリットがあるためで、新型ヴォクシーにハイオクを給油することで「どの程度の燃費向上が得られるのか」「効率的な燃焼が実現できるのであれば、アクセルレスポンスや加速フィールも異なるのでは」という考えから検証してみたかったんですね。

もし今回の検証で、レギュラーガソリンよりもハイオクの方が低燃費であることがわかれば、満タ後の無給油航続距離が伸びて給油頻度を抑えられることにも繋がり、「より遠出や家族旅行でも快適な移動ができる」ことに(場合によっては最終的な航続距離と燃費の関係で満タン給油の金額が逆転する可能性も?)。

新型ヴォクシーに限らず他のレギュラー仕様のモデルでも、このような検証・インプレッションを実施していますので、ハイオクガソリンでの給油を検討されていることは、一度参考にしていただけますと幸いです。


競合モデルとなるホンダ新型ステップワゴンe:HEV SPADA PREMIUM LINEでもハイオク給油後に検証

一旦話が逸れてしまい大変恐縮なのですが、私が別に所有するホンダ新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)にも、同様にハイオクガソリンを満タン給油済で、往復360kmほどの高速道路移動を実施。

その結果、燃費面だと同じ往復360kmほどの高速道路移動&レギュラーガソリン給油後だと15km/L~17km/Lで、ハイオクガソリン給油後だと17.8km/L~17.9km/Lと安定且つ大幅な向上が見られました(外気温や天候、エアコンの風量レベルなどに違いはあるものの、走っている場所と乗員定数[大人2人・子供2人]は全く同じ)。

◇往路(20時40分~23時3分)
・走行距離:173.2km
・平均燃費:17.8km/L
・ガソリン消費量:9.7L


◇復路(16時2分~18時49分)
・走行距離:185.7km
・平均燃費:17.8km/L
・ガソリン消費量:10.4L


◇往復
・走行距離:358.9km
・平均燃費:17.9km/L
・ガソリン消費量:20.1L

そして加速フィールに関しては、最初の走り出しやEV走行比率の多い低速~中速域だと、そこまでアクセルを踏み込むシーンが少ないので、モーターのアシスト力による加速がほとんどですから、ハイオクによる恩恵を受けることはほとんど無し。

一方でEV走行比率が少なく高速道路などの高速域だと、ガソリンでの走行が多くなるため、その際にアクセルレスポンスや加速感は、レギュラーに比べると快適で、あくまでも感覚的ではありますが高速巡航による違いは明確だと感じた次第です。

2ページ目:新型ヴォクシーのレギュラー/ハイオクガソリン給油後の燃費や走りの違いは?