盗難対策は?半年前に購入したばかりのレクサスLX570が僅か3分ほどで窃盗団に盗まれる…自称「ルーレット族」の小野田秀太 容疑者が他の車両と衝突→逃走して廃車にするも逮捕
窃盗団が逮捕されようとも、次から次へと新たな窃盗団が出てくるんだろうな…
2022年に入っても後を絶たない車の盗難被害。
特に海外にて高額値で取引されている日本製(JDM)スポーツカーは、中古車市場でも新車販売価格の2倍~10倍ぐらいにて販売される例もあり、そういった日本製スポーツカーがアメリカへと持ち込まれ、更に高額値で転売される例が増えています。
またその一方で、中東市場などへと輸出され、高額値で取引されているのがトヨタ・ランドクルーザー(Toyota Land Cruiser)/ランドクルーザープラド(Land Crusier Prado)、そしてレクサスLXですが、今回岐阜県・各務原市の某駐車場にてレクサスLX570が盗まれる事件が発生しました。
2022年9月28日の午前0時頃に発生したという今回の盗難事件ですが、一体どのような方法で盗まれてしまったのか?そして盗難対策はバッチリだったのかチェックしていきましょう。
オーナーは半年ほど前に1,300万円ほどにて購入
こちらが監視カメラにて撮影されたレクサスLX570が盗まれる瞬間の映像。
いつものことながら、プライバシー保護の関係で犯罪者の顔にボカシを入れるメディア/マスコミの謎の配慮付きですが、ナンバーのボカシも含めて、こういった配慮の影響で窃盗団は次々と大胆に盗み出しているのかもしれないですし、いつまで経っても目撃情報が挙がらない上に捕まえることができないのも、こういった謎の配慮があるからなのかも?
少し話は逸れてしまいましたが、上の画像を見ての通り、駐車されている黒いレクサスLX570に近づくのは、おそらくホワイトカラーのレクサスRX(マイナーチェンジ前)だと予想されますが、もしかするとこのRXも盗難車両の可能性があり、加えて天ぷらナンバー(ナンバー偽装)として走らせていることも考えられそうです。
窃盗団の一人が、LX570の左フロントフェンダー付近に近づき、特殊な方法(多分CANインベーダー)で車体のキーロックを解除してエンジン始動。
約1,300万円の高級車レクサスLX570が僅か3分半ほどで盗まれる
気が付けばLX570は、犯行開始から僅か3分半ほどで盗まれてしまいました。
こうして見ると、LX570は盗難対策を施していたのだろうか?という疑問もありますが、FNNプライムオンラインの報道によると、被害を受けたオーナーは「セキュリティーはしっかりしている車だと思うんですけど、プロの窃盗の方には全然効かないのかなというのが、正直な感想です」とコメントしていますが、オーナーのコメントにもちょっと疑問に思う所も。
そもそもLX570は盗難対策を施していたのだろうか?
っというのも、元々このクルマは犯行が行われる半年前に購入したとのことですから、フルモデルチェンジ版・新型LX600が発売された2022年1月よりも後になるため、レクサスの認定中古車CPOもしくは、中古販売店にて購入した可能性が高いんですね。
そうなってくると、持ち主が説明する「セキュリティーはしっかりしている車だと思うんですけど…」というコメントは、元々中古車として購入した時点で”セキュリティ機能が搭載されていた”という認識なのか、”中古車を購入した後にセキュリティ対策を施した”のか、はたまた”最初からセキュリティ対策が施してある車両”という認識だったかによって大きく意味合いが異なってくるんですね。
もっと言ってしまうと、「セキュリティはしっかりしている車だと…」というコメントの”セキュリティ”とは、どの程度のセキュリティを指しているかでも変わってくると思います(例えばハンドルロック程度のセキュリティグッズが装備されているだけとか?)。
何れにしても、レクサスLXやトヨタ・ランドクルーザークラスになってくると、やはり駐車する場所等も考慮していく必要がありますし、コストをかけてでもアルソック付きシャッターガレージに停めるなど、一瞬で資産を失うような危険性の高い管理ではなく、少しでもお金(維持費)をかけて保管するのとでは、安心感や対策レベルも全く異なってきますからね…
とはいえ、他人の車を盗むことは決して許されることではありませんから、一日でも早く窃盗集団が捕まること、マスコミ・メディアの謎の配慮による調査の妨げが起きないことを祈るばかりです。
【盗まれた高級車は1300万円 半年前に買ったばかり 3分半で…(2022/09/30)】