SNSにて話題になっていたフルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア/ヴォクシーの「塗装剥がれ」は本当にリコール扱い?実際にトヨタディーラーにも確認してみた
SNSやYouTubeにて投稿された「塗装剥がれ」の一件は、トヨタディーラーにも多数の問合せがあったようだ
さてさて、ここ最近SNSにて話題になっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)の塗装剥がれについて。
既にYouTube動画でもいくつか投稿されており、一部ではリコールの疑いもかけられていますが、私がお世話になっているトヨタディーラーでも同様の報告例が挙げられているのか?国土交通省へと届け出される恐れがあるのか?も含めてチェックしていきたいと思います。
ちなみに新型ノア/ヴォクシーに関する不具合/リコール/改善対策/サービスキャンペーンについては、過去に何例か国土交通所にも届け出されており、そのほとんどがディスプレイオーディオに関するもので、他にもハイブリッド(HEV)モデルのドライビングサポートシステム・プロアクティブドライビングアシスト[PDA]のプログラム内容も対象となっていましたね。
今回「塗装剥がれ」として複数報告されているのは、内ドアパネルのアンダー部分
ちなみにSNSやYouTubeなどにて複数の報告例が上がっている塗装剥がれは、新型ノア/ヴォクシーの運転席・助手席にある内ドアアンダーの樹脂モールパーツを外した「隠れたところ」。
いわゆるドアパネルの裏側になるため、自分自身でカスタムしない限りは”まず見ることのない”ポイントになりますが、どうやらこの樹脂パーツを外した内ドアパネルの裏側に塗装剥がれが発生していたようです。
樹脂パーツは簡単に外せるものではなく、専用工具を使用する必要も
ちなみにこの樹脂パーツですが、専用治具やフックなどを使用しない限り外すことは難しいため、下手に外そうとすると内ドアパネル周りにキズが付くことも考えられるため、DIY/カスタム目的以外ではあまり触らないことをおススメします。
そのため、今回のブログでは私が所有する新型ヴォクシーの内ドアパネルの塗装剥がれは確認していないものの、以下の通りほとんどの車両に発生しているとの情報もあるようですね。
新型ノア
ドアパネル裏側の塗装が剥げている部分は、メーカー側も認識しており、防錆材が塗布されているとのことらしいです。
製造上仕方ない部分のようです。
安心しました。#新型ノア#新型ヴォクシー pic.twitter.com/xZDs7LtrG2— m_shinopy (@MShinopy) September 24, 2022
※Twitter規約に準じ埋め込みにて対応
「塗装剥がれ」に関する投稿があってからは、トヨタディーラーにクレームも入っている模様
なお今回の塗装剥がれについては、いつもお世話になっているトヨタディーラーにも取材させて頂いたところ、やはりSNSやYouTubeなどにて取り上げられてから、納車されたオーナーや納車待ちのユーザーからの問い合わせが非常に多かったそうで、なかには「そのような低品質なものは受け取りたくない!錆び対策した上で作ってほしい」といった意見もあったそうです。
製造過程において「塗装剥がれ」が起きてしまう→防錆材も塗布済
ちなみにこの塗装剥がれについては、既にディーラー経由でメーカーにも問い合わせ済みで、製造過程において治具固定の際にどうしても剥げてしまうところなのだそう。
そのため、塗装剥がれが生じている部分に関しては、予め防錆加工が施されているとのことで、特に影響はないとのこと。
樹脂モールパーツは「塗装剥がれを隠す」ものではない
あとは樹脂モールディングパーツで被さる部分でもあるため、塗装剥がれを”隠す”というよりも、たまたま目に見えない部分でもあるため、決して恣意的な意味合いでモールディングを被せているわけではないので、その点は誤解が多く生じていることから困惑しているところもであるようです。
※トヨタディーラーによると、顧客から「樹脂モールパーツで塗装剥がれを誤魔化しているのでは?」といった問い合わせもあったそうです