フルモデルチェンジ版・マセラティ新型グラントゥーリズモが世界初公開!MC20と少し異なるV6ツインターボを搭載する「モデナ/トロフェオ」、ピュアEVの「フォルゴーレ」の3種類が登場

(2023年)マセラティ新型グラントゥーリズモのスペックもチェックしていこう

マセラティ新型グラントゥーリズモは、アルミニウムやマグネシウム、スチールでできた新世代の軽量プラットフォームをベースにしていて、すべてのグレードにおいてフロントにセミバーチャルステアリング軸、リアにマルチリンクセットアップを備えたダブルウィッシュボーンサスペンションを装備し、電子制御のエアスプリングが標準装備されています。

続いてパワートレインについてですが、マセラティ独自且つ新型MC20に搭載の排気量3.0L ネットゥーノV6ツインターボエンジンが採用され、更にMC20の専用ドライサンプではなく、ウェットサンプが付属し、効率を向上させるためのシリンダー非アクティブ化テクノロジーを備えています。

トランスミッションはZF製8速ATのみ、駆動方式は後輪駆動(FR)のみシンプルな構成ですが、ドライバーがより刺激的なFRスポーツクーペを堪能できるように、5つのドライビングモードを(コンフォート/GT/スポーツ/コルサ/ESC-Off)を設定しています。


各グレードのエンジンスペック/EVスペックもチェックしていこう

ここからは各グレードのスペックについてチェックしていきましょう。

まずはエントリーグレードのモデナですが、パワートレインは先ほどのV6ツインターボエンジンを搭載し、最高出力496ps/最大トルク600Nmを発揮。

控え目なスペックにも見えるモデナですが、実は先代のハイパフォーマンスモデルとなるMCストラダーレよりもパワフルで、0-100km/hの加速時間は僅か3.9秒、最高時速は302km/hにまで到達します。

そしてV6モデルでパフォーマンス重視となるトロフェオですが、こちらも同じV6ツインターボエンジンを搭載しながらも、最高出力557ps/最大トルク650Nmまでアップデートされ、電子式セルフロッキングディファレンシャルを標準装備、0-100km/h加速時間は3.2秒、最高速度は320km/hにまで到達します。

そして最後はピュアEV&上位グレードのフォルゴーレですが、3基の永久磁石電気モーターを組み合わせ、更にフォーミュラEの技術を採用したT字型の92.5kWhバッテリーを搭載することで、システム総出力761ps/システムトルク1,350Nm発揮と桁違いのスペックに。

ちなみに0-100km/hの加速時間も2.7秒とスーパーカー並みで、0-200km/hは僅か8.8秒、最高時速は320km/hにまで到達します。

ただ、フォルゴーレはV6モデルに比べて非常に重い2,260kgで、ガソリンモデルの1,795kgに対して+500kg重いのもある意味インパクトがありますね。

内装はほぼ液晶を採用することで物理スイッチレスに?

内装の画像については明らかになっていませんが、車内は基本的に4人乗りで、12.2インチのデジタルインストルメントクラスターや、ヘッドアップディスプレイ、12.3インチのインフォテインメントタッチスクリーン、そして8.8インチタッチスクリーンで構成される完全なデジタルコックピットとなっていて、極力物理スイッチでの操作は廃止にしているとのこと。

ダッシュボード付近については、最新のマセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)を採用し、タッチやジェスチャー、音声コマンドにてインフォテインメントを操作可能に。

この他にも、Sonus Faberによる1,195ワットの19スピーカーシステムや、レベル2の自律機能を備えるADASも搭載される予定とのことです。

最後に、価格帯については明らかにされていませんが、2023年夏頃にデリバリースタート予定とのことで、その後はオープントップの次期グランカブリオも発表される予定です。

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Reference:CARSCOOPS