【価格は約590万円から】アメリカでもフルモデルチェンジ版・トヨタ新型クラウンのグレード別価格帯が判明!「王冠」ロゴ無しで発売時期は2023年初め頃予定

ようやくアメリカ市場向けの価格帯が判明し、発売時期も明らかになったが…?

日本市場では2022年9月1日に発売されているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型クラウンクロスオーバー(Toyota New Crown Crossover)。

全グレードにおいてハイブリッド&四輪駆動(E-Four)のみの展開となり、プラットフォームも前輪駆動(FF)ベースのTNGA-Kを採用、そしてボディスタイルはセダンではなくクロスオーバーとしてラインナップされています。

2023年末までには、SUVのクラウンスポーツやセダン、そしてエステートの3種類もラインナップされる予定ですが、販売車種を増やす一方で生産・納期が不安定のため、すぐに「半年以上」の長納期となる恐れがあります。

こうしたなか、アメリカ市場向けとなる新型クラウンクロスオーバーのグレード構成並びに価格帯が判明し、ようやく発売時期も明確になったようです。


王冠ロゴ無しの新型クラウンも悪くはなさそうだ

こちらが改めて発表されたアメリカ市場向けとなる新型クラウンクロスオーバー。

日本仕様だと、フロントノーズに王冠ロゴが採用されていますが、海外市場向けのグローバルモデルでは王冠ロゴが採用されず、トヨタのCIマークロゴが貼付されます。

こうして見ると、パッと見でクラウンのイメージは湧かないものの、トヨタの新世代クロスオーバーとして見ると結構アリかも。

フロントの大口タイプとなるキーンルックグリルは、トヨタのアイデンティティでありカローラ群を彷彿とさせるものがありますが、今後このデザイン言語が様々な新型車へと波及していくことは濃厚で、既にリークされている次期C-HRも似たような顔つきになると云われています。

真正面から見てみるとこんな感じ。

発表当初は何かと意見が大きく分かれた新型クラウンクロスオーバーですが、発表から既に3か月以上が経過し、デザインも見慣れてきて「中々良いデザインじゃない!」と思えてくるのも、いつものトヨタマジック。

実際のところ、日本市場では既に25,000台のバックオーダーを抱えているとの報道ですし、今後もまだまだ販売台数を伸ばしていくのではないかと期待されます(それ以上に納期が心配ですが…)。

ヘッドライト上部に設けられた水平基調のLEDデイタイムランニングライトや、センター一文字LEDライトなど、既に中国向けとして発表された新型bZ3にも展開されていて、トヨタの馴染みあるデザインとして主流となる可能性も高そうですね。

アメリカ向け新型クラウンは全3グレードをラインナップ

新型クラウンのアメリカ市場向けですが、日本仕様のようにX/G/G Leather Package/RSというグレード展開ではなく、以下のラインナップにて展開されるとのこと。

◇XLE

◇Limited(リミテッド)

◇Platinum(プラチナム)

ちなみにXLE/Limitedグレードでは、排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムが採用され、EPA推定で17km/Lの燃費性能を実現。

そして最上位グレードとなるPlatinumでは、排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム(システム出力340hp/システム出力542Nm)が採用され、0-100km/hの加速時間は僅か5.7秒、EPA推定では12.8km/LとV6モデル並みの燃費性能に。

アメリカでは、フラッグシップセダンとなるアバロン(Avalon)が販売終了・中国市場へと移行するとの噂もあり、その置き換えとして新型クラウンクロスオーバーがラインナップされる予定とのことですが、価格帯もアバロンよりも安価になるようです。

2ページ目:アメリカ市場向け新型クラウンクロスオーバーのグレード別主要装備と価格帯は?