誓約書は一体どこへ?フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が大手中古車サイトにて販売中!その価格は999万円で新車価格の2倍

色々と思う所はあるものの、このような形で新型シビックタイプR(FL5)が高額値で取引されるのはちょっと悲しい

引き続き、グーネットにて販売されているホンダ新型シビックタイプR(FL5)を見ていきましょう。

個人的に気になったのは足回り。

上の画像の通り、タイヤ外径とホイールハウスのクリアランスが大きくなっていることから、おそらくサスペンションにスペーサーが装着されたままの状態だと思うんですね。

これは積車に載せる際、そして積車にて運ぶ際にフロントリップが擦らないための対策で、顧客へと納車する前に外すことになりますが、おそらくスペーサーをそのまま付けた状態で業者の方へ流れたのではないかと予想されます。

参考までに、こちらが納車された後の新型シビックタイプRのフロントのホイールハウス。

こうして見比べてみるとクリアランスが大きく異なるのがわかりますし、改めて新型シビックタイプRの車高は純正フルノーマルでもかなり低いことがわかりますね。


メーター情報からも全く公道で走られていないことがわかる

こちらはメーター類。

改めてR+モードのメーターを見ていくとかなりの迫力がありますね。

右下には走行距離7kmの表記があり、経過時間も僅か55分、平均速度1km/hであることから全く公道で走られていないことも確認できます。

今回の掲載画像には、さすがに助手席グローブボックス付近にあるシリアルナンバーは撮影されていないものの、納車時期から考えると1,000番台(4ケタ)である可能性が高そう。

新型シビックタイプR(FL5)は、新車購入時に誓約書にサインを求められる

今後更に納車台数が増え、それに並行して中古車サイトや業者オークションでも転売される可能性の高い新型シビックタイプRですが、本来このモデルを新車購入する際は、新車登録後1年間は転売・輸出しないことを約束するための誓約書にサインを求められます(なかには現金一括NGでディーラーローンもしくは残クレのみでの支払いに限定するディーラーも)。

今回グーネットに掲載された車両も誓約書にサインした後に発注がかけられたものと予想しますが、誓約書は法的に定められたものでもないため、容易に転売ができてしまうのも事実。

但し転売・輸出が判明した時点で、今後ホンダディーラーとの今後の取引・サービスなどが受けられないという条件も記載されていますから、この点は今後のお付き合いが無くなるリスクを覚悟した上での転売ということになりますし、僅か500万円ほどの利益のために人とのつながりが絶たれるのはハイリスク。

今回の車両も「時間をお金で買う」意味ですぐに売れるのかは定かではありませんが、メーカー側からすると穏やかな状態ではないと予想されます。

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Reference:グーネット